パサつく髪にもツヤとまとまりを与えてくれるヘアケアアイテム、ヘアオイル。
乾いた髪と濡れた髪、どちらに使った方がより効果的なのでしょうか。
ヘアオイルを「乾いた髪」と「濡れた髪」、それぞれに使うメリットについて解説します。
ヘアオイルの2つの役割について
ヘアオイルには大きく2つの役割があります。
ひとつ目はヘアケアアイテムとしての役割。
お風呂上りの洗い流さないトリートメントとして重宝します。
入浴後に髪からタオルで優しく水気をとってヘアオイルを馴染ませます。油分で髪をコーティングすることでベッドシーツや枕、髪同士がこすれて摩擦によるダメージを受けることから保護。
髪に水分と油分を補って、毛先までしっとりなめらかな状態に導いてくれます。
ふたつ目の役割はスタイリングのベース作り。
ヘアセットのときに髪に馴染ませることでパサついて広がる髪もまとまりの良い状態に変えてくれます。
髪型をキープする力は弱いものの膨らみや広がりを抑えてくれるで、髪型作りがぐっと楽になります。
ポイント:ヘアケアアイテムとして使う場合は濡れた髪に、ヘアセットの場合は基本的に乾いた髪にヘアオイルを使います。
「濡れた髪」と「乾いた髪」それぞれのヘアオイルの使い方
くせ毛さんのためのプリュムヘアオイル
5,800円(税込)〜
それぞれの正しい使い方を解説します。
濡れた髪にヘアオイルを使う
ヘアケアとして使いたいのはこのような髪質です。
- 熱ダメージが大きい方:アイロンの設定温度が高すぎるなど
- ダメージの強い施術を受けている方:パーマや縮毛矯正、ブリーチやヘアカラーなど
- 加齢による髪質変化が気になる方:女性ホルモンの分泌量減少して、髪のハリ・コシが失われる
傷んでいる髪は表面にあるキューティクルが開いたり剥がれ落ちたりしてしまい、髪内部から水分やタンパク質が流出、空洞が出来てスカスカの状態です。
ダメージを受けた髪にヘアオイルを使うと、保湿成分と毛髪補修成分が働いて健やかな状態に導いてくれます。
入浴後には以下の手順でヘアオイルを髪に馴染ませましょう。
- タオルで優しく髪から水気を取る、ガシガシ力強く擦るのはNG
- 髪型に合わせて適量のヘアオイルを手に取り、毛先から揉み込むように馴染ませていく
- ドライヤーでブローする
乾いた髪にヘアオイルを使う
スタイリング剤としてヘアオイルを利用するときの使い方をご紹介します。
- 使う量のおおよそ半分のヘアオイルを、髪全体に馴染ませて膨らみや広がりを抑える
- ドライヤーでブローしながら手ぐしでスタイリング
- 髪から油分が飛んだのを確認してアイロンやコテを使う
- 残り半分のヘアオイルを髪に馴染ませてつやを出す
乾いた髪にヘアオイルを使う場合、ドライヤーの前か後のどちらに使う方が効果的なのかというご質問をいただきますが、正解は半分に分けて使うのがベスト。
最後に指で髪をなでてツヤを出してあげるのがヘアセットのコツです。
スタイリング力が足りないところはヘアバームを使いましょう。
ヘアバームはヘアオイルとワックスの中間のテクスチャでベタつきがなく、天然植物由来成分であるホホバオイルやアルガンオイルを含むものが多いため保湿効果も期待できます。
髪をカチカチに固めるスタイリングではなく、ナチュラルな髪の動きを活かしたヘアスタイル作りにぴったり。
ヘアオイルとの相性の良いスタリイング剤です。
エイジング毛も綺麗にスタイリングできるプリュムワックス
(ヘアバーム ソフト)60g
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ヘアケアのためにヘアオイルを使うなら乾いた髪と濡れた髪のどちらが良い?
髪が傷んでしまいヘアケアのためにヘアオイルを使う場合、乾いた髪と濡れた髪のどちらに使うのが効果的なのでしょうか。
髪の毛の特徴をご紹介した上で、どちらが良いのかを解説します。
髪の毛は濡れていると表面にあるキューティクルが開きやすい
髪の毛は芯の部分にメデュラ、そのメデュラを囲むようにタンパク質の繊維で出来たコルテックスがあり、一番外側をウロコ状の組織であるキューティクルが締まっていることで髪内部を守っています。
髪の毛の内部を守っているキューティクルには濡れると開きやすくなる特徴があります。
ヘアオイルを使うなら、キューティクルが開いて髪内部に浸透しやすくなる髪が濡れた状態の方がより効果的に保湿&毛髪補修をしてくれます。
お風呂上りの洗い流さないトリートメントとしてヘアオイルが選ばれているのはこの髪の毛の特性を踏まえたものでもあるわけですね。
乾いた髪にヘアオイルを馴染ませてもヘアケア効果は薄い?
それではヘアセットのために乾いた髪にヘアオイルを使っても、ヘアケア効果は薄いのでしょうか?
答えはNO、乾いた髪にヘアオイルを馴染ませてヘアセットのベース作りに使っても、同時に髪には水分と油分が補われます。
髪のダメージケアは継続が大切、お風呂上りの洗い流さないトリートメントとお出かけ前のスタイリングにヘアオイルを使い続けていれば傷んだ髪を健やかな状態に導くことができます。
乾燥してパサつく髪にツヤが出るので見た目も良くなり、まとまりが良い状態が続くのでヘアセットにかかる時間も短縮できるヘアオイルをまだお試しでないなら、ぜひ一度お試しください。
乾いた髪と濡れた髪のどちらにもヘアオイルはおすすめ
ヘアオイルは乾いた髪と濡れた髪、どちらに使った方が良いのかを解説しました。
傷んだ髪のヘアケアのためにヘアオイルを使うなら、お風呂上りの洗い流さないトリートメントとして濡れた髪に使いましょう。
ヘアセットのベース作りにヘアオイルを使うなら乾いた髪に。
濡れた髪はキューティクルが開いていることからヘアオイルの成分が髪内部に入りやすくなるため、ダメージケアには効果的。
乾いた髪にヘアオイルを馴染ませて油分をしっかり補い、指通りの良いなめらかな髪に仕上がります。
ヘアオイルはダメージを受けた髪を労わりつつ、ツヤとまとまりを出してくれる便利でおすすめなヘアケアアイテムです。
アラフォー(気持ちは永遠の35歳)のはるか。くせ毛LOVEのwebライター。髪の毛に関する情報発信が専門。