40代、50代になると切れ毛や枝毛が気になりはじめますよね。
それは髪からの危険信号でもあります。
そこで、今回は現役美容師さんになぜ切れ毛や枝毛ができてしまうのか?どうすれば予防・対策ができるのか?詳しく解説してもらいました。
大切な髪の毛を健やかに維持するために「今」できること、ご紹介します。
なぜ切れ毛や枝毛になってしまうの?考えられる原因
枝毛は髪の毛が乾燥し、傷んでしまうことによって起こります。一般的な原因は以下のとおりです。
- 化学処理: ヘアカラー、パーマ、ブリーチ、縮毛矯正などの化学的な処理が髪を傷める原因となります。
- 熱ダメージ:過度なドライヤー、高温でのヘアアイロンの使用
- 不適切なヘアケア: 過度なブラッシングやクシの引っかけ、自然乾燥なども枝毛を引き起こす可能性があります。
- 外部要因: 太陽の紫外線、風、塩水、塩素などの外部要因も髪を乾燥させ、枝毛を引き起こす可能性があります。
- 栄養不足: ヘアケアに必要な栄養素が不足している場合、髪の健康が損なわれ、枝毛が生じる可能性があります。たとえば、タンパク質、ビタミン、ミネラルなどが重要です。
- 過度なストレス: ストレスが髪の健康に悪影響を与え、枝毛を引き起こす可能性があります。
枝毛を防ぐためには、適切なヘアケアルーチンを確立し、熱や化学的な処理を適切に行い、栄養バランスの取れた食事を摂取し、ストレス対策をすることが重要です。
枝毛を防ぐ方法
枝毛を未然に防ぐためには、以下の方法が効果的です。
ダメージ補修できるシャンプー
枝毛予防に適切な「ケラチン」「ヘマチン」が配合されたシャンプーとトリートメントを使用しましょう。
ケラチンとヘマチンが配合されたシャンプーが枝毛を防ぐ理由は、これらの成分が髪のダメージを補修するためです。
とくにケラチンは、髪の主要な構成要素であり、髪の強度と弾力性を維持するのに重要な役割を果たします。外部からのダメージによって失われたケラチンを補うことで、髪を補強し、枝毛の発生を防ぐことができます。
ヘマチンは、鉄とポルフィリンという化合物からなるヘムの酸化物です。ヘマチンは髪の色素の一部として機能し、髪を保護する役割を果たします。
また、ヘマチンは髪に潤いを与え、髪の表面を滑らかにし、枝毛の形成を防ぐのに役立ちます。
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熱ダメージから髪を守る
ヘアドライヤーの熱やヘアアイロンの熱から髪を守ることが大切です。
たとえば、熱の力を利用してダメージを補修できる酸熱トリートメント成分(サリチル酸やγ-ドコサラクトンなど)が配合されたものがおすすめです。
おうちでできる酸熱トリートメント「ストレートヘアマスク」
切れ毛や枝毛の予防、髪の指通りをよくして艶を与えるのが酸熱トリートメントの役割です。
一度傷んでしまった髪は、毛髪表面のキューティクルが剥がれ、毛髪内部のタンパク質と水分が流出して毛髪密度が低下している状態。
そこにトリートメントに含まれる補修成分を浸透させることで、ハリ、コシ、ツヤ、潤いを与えます。
普段から正しいお手入れをしているか、そうでないかでツヤ、指通りに違いが出てきます。
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美髪に近づくドライヤーのかけ方のポイント
- 髪のキューティクルに沿って、根元→中間→毛先の順に乾かす
- ドライヤーの温風は同じ箇所に当て続けない
ヘアオイルを活用する
ヘアオイルは枝毛予防のケアにとても効果的です。
- 保湿効果: ヘアオイルは、髪に必要な潤いを与えることができます。乾燥した髪は枝毛の原因となることがありますが、ヘアオイルは髪の水分を保持し、乾燥から守ることができます。髪を乾かす前にヘアオイルを使用することで、髪がしっとりと潤い、枝毛を防ぐことができます。
- 保護効果: ヘアオイルは髪の表面に薄い保護膜を形成し、外部からのダメージを防ぐ役割を果たします。熱や紫外線などの外部要因から髪を保護することで、髪の健康を維持し、枝毛の発生を防ぐことができます。
- ダメージ補修効果: 一部のヘアオイルには、髪の内部に浸透してダメージを補修する効果があります。これにより、髪の強度や柔軟性が向上し、枝毛の進行を防ぐことができます。
- 整髪効果: ヘアオイルは髪をしっとりとまとめ、まとまりやすくする効果もあります。髪の毛先が乾燥して広がりやすい場合、整髪効果によって髪をまとめることで枝毛の発生を防ぐことができます。
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切れ毛・枝毛が出てしまったときは毛先カットを
もしすでに切れ毛や枝毛が出てしまっている場合、放置してはいけません。
髪の毛は自己再生能力がないケラチン繊維で出来ているため、そのままにしておくと状態は悪化する一方です。
切れ毛や枝毛を見つけたら美容室で毛先カットをしてもらうようにしてくださいね。
セルフでカットしても良いのでは?と思うかもしれませんが、切れ毛・枝毛が出ている髪は見えている部分だけではありません。
また美容師さんの使うハサミは切れ味がよく、髪の切断面も綺麗に仕上がるため、切れ毛、枝毛の発生リスクを軽減することもできます。
美容師さんに髪全体を見てもらい、正しいカットをしてもらいましょう。
毎日のヘアケアでツヤ、まとまりのある髪を
切れ毛や枝毛が発生したらそれは髪からの危険信号。
そんな切れ毛や枝毛は間違った髪の扱い方、パーマやブリーチ、ヘアカラーによるダメージで髪が傷むことで発生します。
予防のためには、髪を優しく扱うことを心がけましょう。
切れ毛、枝毛を見つけたら美容室で毛先をカットをしてもらい、髪が傷み続けるのを防ぐこと。最初の第一歩にトリートメントも効果的です。
切れ毛や枝毛のない、ツヤとまとまりのある健やかな髪を維持して、おしゃれなヘアスタイルを楽しんでくださいね。
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アラフォー(気持ちは永遠の35歳)のはるか。くせ毛LOVEのwebライター。髪の毛に関する情報発信が専門。