「顔が大きく見えるから丸顔がいや」「丸顔に似合う、若々しく見える髪型が知りたい」そんなふうに思っている方へ。
顔型は悩みの種になりやすいですよね。
今回取り上げるのは「丸顔」についてです。
丸顔がコンプレックスという方は多いですが、じつは強みでもあるって知っていましたか?
可愛らしい雰囲気があるため、年齢よりも若く見られやすいです。
それから、柔和な印象を与えるので優しそうに見えます。
ですから全然コンプレックスに思う必要はありません。
とあいえ「気にすることないよ!」と言われたって、気になるものは気になりますよね。
ということ丸顔をカバーすることができる髪型をご紹介していきます。
骨格は根本的に変えることはできませんが、目立たなくしたり活かしたりすることはできるので、お悩みの方も安心してくださいね!
まずは丸顔の特徴を知ろう
人間の顔型は大きく5タイプ(卵型・丸顔・面長・ベース型・逆三角形)に分類することができます。
中でも理想的とされている顔型が卵型です。
なのでメイクや髪型は、卵型にできるだけ近づけることを心がけて行うと良いです。
丸顔というのは顔の縦幅に比べて横幅が広め(長め)であるという特徴を持っています。
顔の「縦:横」の比率が「1:1」に近いほど、かなりの丸型ということになります。
また顎がシュッと尖っておらず丸みを帯びていることも多いです。そのため、顔がふっくらして見えやすいです。
丸顔さんが若く素敵に見える髪型解説
丸顔さんが素敵に、そして若々しく見えるおすすめの髪型をbefore&after写真を使ってご紹介していきます。
フェイスラインが気になる人こそショートにすることでリフトアップ効果を得られます。ただしそれにはポイントがいくつかあります。
フェイスラインを引き締めるためには毛先の動き(先細り)と横顔から見た時の角度が重要です。
でも注意をしなくてはいけないのは、あまりに鋭角すぎる角度の髪型は、丸顔をカバーすることはできますが古いデザインとなりやすいです。
若く見せるためにはある程度髪型のシルエットは角度をつけつつも、女性らしさと今っぽさを加えると若く見えますよ。
トップをふわっとさせて高さを出すと丸顔が目立たない
レイヤーをしっかり入れてトップ部分の髪を短めにすることで、ふんわり立体的なシルエットのスタイルが完成しました。
丸顔の方は「縦ライン」を意識して髪型を作ってあげると良いです。
ヘアスタイルで高さを出してあげると、顔の丸さが目立ちにくくなります。
トップをふわっとさせるスタイルは丸顔がカバーできるだけでなく、若々しく見せられるところもポイントです。
トップがペッタリしていると、どうしても老けたような印象になってしまいやすいです。
とくにに40代以降は生え際のやつむじの部分が薄くなってきますので、地肌が目立たないように、ふわっとするようなデザインの髪型にしてあげると良いですね。
華やかだけど甘すぎないデザインに。
髪を短くしたくない方には、こんなミディアムヘアもおすすめです。長さはあまり変えていませんがレイヤーを入れて軽くしているので、動きがしっかりと出ておしゃれに見えるようになりました。
ハネる癖も活かしたので、セットも簡単です。
短すぎないくびれを作るミディアムはいざとなったときに結ぶこともできますが、セットが難易度高いですね。なのでセットの方法を教えてもらう必要があります。
毛先に束感を出している&やや毛先にかけて細くなっているようなシルエットにしているところがポイントです。
またサイドにボリュームを持たせすぎないことも大事です。サイドがふくらむようなシルエットにすると、頬がふっくらして見えるため丸顔が目立ってしまうんですよ。なので量が多めの方は、ふくらまないようにしっかり毛量を調節しましょう!
サイドの髪でフェイスラインをカバー
サイドの髪はやや長めに残しましょう。
丸顔がショートにするときはフェイスライン(顎に沿った)髪を作ることでカバーすることができます。
頬がふっくらとしている丸顔さんは可愛らしいですが、それがコンプレックスという方もいますよね。そういう場合はフェイスラインをさり気なくカバーすることができる、サイドの髪を作ってあげると良いですよ。
ショートヘアやショートボブの場合であっても、サイドを上のafter写真のように長めに残してあげるのがおすすめです。こうすると顔がほっそりシャープに見えますよ。さらに耳掛けしたときのバランスも良くなります。
気になる頬のたるみは「前下がりデザイン」で解決
顔が丸い方にはボブよりもすっきりとしたショートボブがおすすめです。
丸顔さんの中には、下膨れ気味の方や加齢によるたるみが気になる方もいるのではないでしょうか。
下膨れやたるみが気になるなら、前下がりデザインの髪型にすると良いです。
前下がりにすることによって、フェイスラインがリフトアップしているかのように見せることができるからです。特に前下がりショートボブは、似合わせやすいのでおすすめですよ。
前髪は斜めに流すスタイルがおすすめ
前髪はこのように斜めに流しましょう!
前髪は顔の印象を左右するほど重要なポイントです。丸顔さんの場合、少し長めの前髪が似合いますね。そして斜めに流してあげると、バランスが良いです。
ちなみに縦を強調するのであれば「前髪を作らない」というのも一つの方法ではありますが、若々しい印象にしたいなら前髪は作った方が良いですよ!なのでもし今まで「丸顔が嫌で前髪を作らないスタイルにしていた」という方がいたら、思い切って前髪を作ってみましょう。斜めに流すデザインなら、顔の丸みが強調されるということもないので、安心してくださいね。
丸顔さんがやってはいけない髪型とは?
ここまで、丸顔さんにおすすめの髪型のポイントを解説しました。ついでに「やってはいけない髪型」についても知っておきましょう。
NGなポイント①ぱっつん&厚め前髪
おでこが完全に見えない前髪にはしてはいけません!顔を隠そうとすると前髪を重く作ってしまいがちですが丸顔が強調してしまいますよ。
ぱっつん前髪や厚く取りすぎた前髪は、丸顔が強調されてしまうので気を付けてください。
特にぱっつん前髪のように子どもっぽい要素は、丸顔さんが取り入れてしまうと余計に幼い感じが増してしまうので、やらない方が良いですね。
繰り返しになりますが、前髪はすっきりと斜めに流しましょう!そして毛先は軽くしないといけません。この「軽く」という表現は「梳く」とは少し違います。
そのカット技法については省略させていただきますが、毛先を先細りにすることで流れやすくもなるし顔のシルエットをひし形(卵型)に近づけることができるから、絶対に斜めに流すデザインにしましょうね。
NGなポイント②サイドにボリュームのあるデザイン
丸顔をカバーするためには「縦」を強調してあげる必要があります。なので逆に「横」を強調してしまうスタイルはNGです。
具体的にはサイドにボリュームが出るような髪型ですね。重めの内巻きボブなどはやめておいた方が良いです。顔の丸さが強調されてしまいます。
髪の量が多くてサイドがふくらみやすい場合は、ハチより下にボリュームが出すぎないように調節してあげましょう。トップはボリュームを適度に残した方が良いので、レイヤーを入れて「トップにはボリュームがあるけど、ハチより下はすっきりしている」デザインにするとバランスが良くなります。
丸顔をカバーしたいならメイクも工夫しよう
顔型をカバーするにはメイクも重要です!
最後に、丸顔を目立たなくするためのメイクのコツを簡単にご紹介します。
顔型をカバーしたい&メリハリをつけたいのなら、シェーディングとハイライトをうまく使う必要があります。シェーディングやハイライトにはクリームタイプやスティックタイプなど色々ありますが、使い慣れていない方には濃さの調節がしやすいパウダータイプのものが扱いやすくておすすめです。
丸顔の方はフェイスラインがふっくらしているので、その部分にシェーディングを入れてください。そうすることで、フェイスラインをすっきり見せることができます。ただし顎にまでシェーディングを入れてしまうと丸顔さんの場合NGなので、顎にはシェーディングを入れないように気を付けてくださいね。
次にハイライトですが、縦ラインを強調するために「額・鼻筋・顎」にしっかり入れてあげましょう。鼻筋にハイライトを入れると、鼻筋がシュッとして見える効果も得られますよ。
ただしシェーディングもハイライトも、顔型をカバーしたいからといって濃く入れすぎてしまってはいけません。それだと不自然になってしまうからです。特にシェーディングは濃くしすぎてしまうと顔色がどんより暗く見えてしまいますので注意してくださいね。
まとめ
丸顔でお悩みの方に向けて、ナチュラルに顔型をカバーすることができる髪型のポイントを解説してきました。最後に内容を簡潔にまとめておきます。
- 「丸顔」は顔の縦幅に比べて横幅が広め(長め)であるという特徴を持っている
- 丸顔の方には「トップをふわっとさせた縦ラインを強調できるシルエットの髪型」が似合う
- フェイスラインが気になるならサイドの髪を長めに作ってあげると良い
- 前髪は斜めに流せるデザインがおすすめ
- メイクでも顔型はカバーできるのでシェーディング&ハイライトの使い方をマスターしよう
今回はこれで以上となります。
余談ですが、他人があなたを見て「丸顔だね」なんて思っていないケースがほとんどです。現に僕もこれまでたくさんの女性のお悩みを聞いてきましたが、「丸顔が嫌」というかたのほとんどはその顔がその人らしさだったり、若さのポイントだったりすることが多々あります。
上記のことを実践しても丸顔がどうしても気になる方は顎を尖らせる(ヒアルロン酸)か、エラのボトックスをやってみてはいかがでしょうか?お店に来店されるお客様で若く見える方、コンプレックスを軽減させている方はわりとクリニックでも施術を受けています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
アラフォー(気持ちは永遠の35歳)のはるか。くせ毛LOVEのwebライター。髪の毛に関する情報発信が専門。