くせ毛で髪がパサつく、広がる、うねる。剛毛やくるくるしたうねりも気になりますよね。
前髪もハネて毎朝アイロンでセットするのが大変。ボリュームのある髪がなかなかまとまらない。
ストレートアイロンで何度もくせ毛をまっすぐにしていたら、熱で更に傷むことも。しかし、ドライヤーでくせ毛を改善できるんです。
知っておきたい!くせ毛さん必見、ドライヤーの使い方
くせ毛で髪がパサつく、うねる、髪がチリチリする。髪を乾かした後、くせ毛を伸ばすようにくしでとかしても真っ直ぐにならない。
ドライヤーをしてもくせ毛を直すことができなくて困るくせ毛。
だけど、正しいドライヤー方法を実践すればくせ毛が治る?くせ毛のドライヤーの選び方とは?様々なタイプのドライヤーが出ていてどれを使えばよいか迷いますよね。
マイナスイオンが出るタイプ、ヘアケア効果のあるタイプ。今回は、ドライヤーの選び方はもちろん、美容師が正しいドライヤー方法を解説。
女性も男性も、どちらにも効果的なくせ毛のドライヤー方法を紹介していきます。まず、毎日髪を洗っている方は多いですよね。
その後は髪を乾かさなくてはなりません。自然乾燥でドライヤーを使わないというくせ毛さんもいらっしゃいます。
しかし、それは良いのでしょうか?答えは、NGなんです!
髪の毛の自然乾燥はNG。それは、くせ毛さんでもくせ毛ではない方も同じこと。
「なぜドライヤーを使わないといけないの?」
というところからお伝えすると「髪の自然乾燥は髪が傷む」ことが理由です。
ドライヤーで乾かすと、髪が早く乾きますよね。
しかし、自然乾燥では長時間髪が濡れたまま。
自然乾燥は濡れた髪を放置するだけなのでラクです。
しかし、デメリットがあるんです。
- ニオイの原因
- 頭皮が冷えると髪に栄養が行きにくくなる
しっかり髪が乾かないと、頭皮のニオイの原因に。
そして、頭皮が冷えると血行不良に。頭皮の血行不良になると、血液と一緒に髪の栄養が巡りにくくなります。
細く弱々しい髪の毛、また、パサついたくせ毛の原因になることも。くせ毛予防のためにも、ドライヤーで髪をしっかり乾かすことは大切なのです。
さて、次にドライヤーでの乾かし方。
髪を洗った後、どのようにドライヤーで乾かしていますか?髪の毛の水分が多いまま、いきなりドライヤーを当てていないでしょうか。
実は、ドライヤーをいきなり当てるよりも時短で乾かせる方法があるんです。髪のブローが時短できるならラクですし、早く乾く分くせ毛も防げますよね。
では、時短+くせ毛を防ぐドライヤーの使い方のポイントをお伝えします。
- ドライヤー前にタオルドライする
- ドライヤーを髪の毛から少し離して、左右に振りながらブロー
- 最後にドライヤーの冷風を流す
ドライヤーでくせ毛を防ぐには、この3つのポイントが大切。
次の項目から詳しく解説していきます。
ポイント!ドライヤー前のタオルドライも大切
くせ毛の正しいドライヤーの使い方。先ほどまでは、ドライヤーで乾かすメリットと3つのポイントをお伝えしました。
いよいよ、ドライヤーで乾かしていきましょう。という前に。
くせ毛予防には、いきなりドライヤーを使いません。
洗髪後の髪は水分量が多いですよね。そこにいきなりドライヤーを当てても乾きにくいです。
そのためには、ドライヤー前にまずはタオルドライを。髪全体をタオルで多い、髪の毛先まで水分を取ります。
強くゴシゴシこすらないのがコツ。髪をこすってしまうと、髪同士が擦れて傷つき、更にくせ毛になることも。タオルでやさしくポンポンと叩くようにしましょう。
ここで、タオルドライの手順を説明します。
1、頭全体をタオルで包み、全体的にタオルでポンポンとたたく
タオルで頭を覆い、髪の根元を抑えるようにします。素早くゴシゴシこする必要はありません。ゆっくりやさしく水分をとりましょう。
2、髪の中間~毛先をタオルで包み水分を取る
タオルで髪を軽く挟みながら、水分を取っていきます。はじめは髪の中間を、そしてゆっくりと毛先に向かうように。ここもゴシゴシ擦らないように注意してください。強くこすると傷んでしまい、うねりの原因になります。
3、タオルを外し、髪の毛を軽く絞る
髪の毛を軽く絞っても、水分が滴らないか要チェック。まだ髪の毛から水分が出てくるようなら、1~2を続けてください。
3つのポイントで大切なのが、こすらない、強く拭かないこと。強い力で髪の毛をこすると、くせ毛が出る原因に。
くせ毛を抑えるための乾燥方法が、逆にくせ毛を出してしまいます。くせ毛自体、髪の毛同士の摩擦で生まれるので注意しながら行なってください。
左右から風を当てよう
ドライヤーを使うときの大切なポイントはふたつ。
- 髪の毛から少し離してドライヤーを当てる
- 斜め上から左右にドライヤーを振りながら当てる
なぜこの二つが、ドライヤーの中で大切なポイントになるのでしょうか?
それは、くせ毛と熱の関係にあります。
「ヘアアイロンは髪がダメージを受ける」
おしゃれさんならそんな知識を持っている方が多いですよね。そうなんです、髪の毛は高熱によりダメージを受けるのです。
アイロンだけではなく、ドライヤーも同じこと。アイロンに比べるとドライヤーは高熱ではありません。
しかし、髪に熱を当てるのは同じ。くせ毛が出やすくなるんです。なぜくせ毛が出やすくなるのか。
それは、熱によるダメージと、髪の毛同士の摩擦。
髪の毛がダメージを受けると、パサついたくせ毛に。また、チリチリしたくせ毛が出やすくなります。
ダメージを防ぐために、ドライヤーと髪を少し離して使うことが大切です。
くせ毛予防にドライヤーを離すことも大切ですが、斜め上から当てるのもポイント。
ドライヤーは、下からではなく上から当てるのが大切なんです。
それは「キューティクルの流れに沿っている」から。キューティクルとは、髪の毛の表面を覆っている組織。
キューティクルの流れは髪の毛の上から下。それを逆方向にドライヤーを当てると、キューティクルが開いた状態になります。
キューティクルが整った状態とは、閉じているもの。逆に、キューティクルが傷む=髪が傷んだ状態は、開いているとき。髪の上から下方向にドライヤーを当てて、髪の傷みを防ぎましょう。
髪のダメージを減らすと、くせ毛を減らすことにもつながります。
また、ドライヤーを左右に振ることもくせ毛予防に。ドライヤーを一点だけに当てると、一部分だけ髪に熱があたりますよね。
一点だけに熱を当てると、その部分だけ大きなダメージが。
髪全体を乾かすつもりで、ドライヤーを左右に振りながら乾かしてくださいね。
ドライヤーの冷風機能も活用しよう
ドライヤーをある程度当てて、髪が乾いてきた頃。手ぐしで髪全体をほぐしながらドライヤーを当てた後は、ブラッシングを。
髪全体をやさしくブラッシングしながらブローしましょう。9割髪が乾いてきたら、そろそろドライヤーの締め。
最後は、冷風を当てましょう。髪は熱に弱いと解説しました。高熱でダメージを受けた髪はくせ毛の原因に。
そこで、最後に冷風を当ててドライヤーの熱を緩和。ドライヤーの熱を和らげるために、最後に冷風を当てることが大切なのです。
特に、くせ毛の強いところに冷風を当てるのがポイント。冷風は、髪型をキープできます。
「寝癖やハネに冷風を当てると、クセを抑えやすい」
そんな風に聞いたことがある方もいらっしゃいますよね。
その通りなんです。冷風で髪の毛を冷やすことで、髪の毛のタンパク質が固くなります。
髪の毛はタンパク質でできているため、固まるとスタイル維持がしやすくなるのです。
くせ毛に冷風を当てるのも同じこと。くしで真っ直ぐにしながら、くせ毛に冷風を当てて乾かしましょう。
「冷風を当ててもくせ毛が治らない」そんな方は、ドライヤーの温風を当てすぎていませんか?
温風で髪が乾ききってから冷風を当てても、くせ毛は真っ直ぐになりません。
それは、髪の毛のタンパク質が乾ききっているからです。くせ毛を真っ直ぐにしたい場合、ドライヤーの温風を当てすぎないようにしてください。温風で9割乾いたところに、冷風を使うのがポイントです。
温風で髪全体をまとめて、冷風でくせ毛をセットする。それがくせ毛を直すドライヤーの使い方です。髪をしっかり乾かすことも大切。しかし、乾かし過ぎには要注意。
髪の乾燥の原因になり、パサついたくせ毛が出てしまうことも。
ダメージが気になる場合は、ヘアオイルで髪を保湿するのがおすすめです。
髪を保護しておくと、ダメージを防いでくせ毛予防につながります。
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どんなドライヤーはくせ毛にはおすすめ?
くせ毛を抑える正しいドライヤー方法をお伝えしてきました。気になるくせ毛を抑えるポイント、いかがでしたか?
ドライヤーで簡単にできるのが嬉しいポイント。時間や手間が掛かる方法でもなく、髪を早く乾かせます。
早く髪が乾くとくせ毛予防に。くせ毛にお悩みの方は、ぜひ先ほどのドライヤー方法を試してみてくださいね。
さて、次に気になるのがドライヤーの種類。くせ毛を抑えるためにはどんなドライヤーを使うのが良いのでしょうか?
くせ毛におすすめのドライヤーの機能
- 風量があるもの
- 温風の強弱機能があるもの
- 軽いもも
髪を乾かすにあたっては、風量がものを言います。近年はドライヤーにも様々な機能がありますが、一番大切なのは風量です。また、風に強弱をつけられるものがあれば、スタイリングも楽にできます。
さいごに、普段から使うドライヤーはできるだけ軽いものがおすすめです。
重いドライヤーは扱いにくく、女性の場合、手に負担をかけることにもなってしまいます。
ポイント:風量・温度調節
一般的に、ドライヤーには風量、温度調節機能などがついています。基本的に風量や温度調節機能は、弱・中・強の3段階。
ここで今までのおさらいをサクッと。くせ毛を抑えるドライヤー方法は「早く髪を乾かす」こと。
また、ドライヤーの高熱で髪がダメージを受けくせ毛になる。そんなことをお伝えしました。
では、ダメージが少なく、くせ毛が出にくいドライヤーとはどんなタイプでしょうか?それは、この2点を抑えたドライヤー。
- 風量が強い
- 低温の風
この2点が、くせ毛を出にくくしてくれるもの。風量が強いと、髪が乾きやすくなります。
一方、デメリットも。風量が強力になるほど、消費電力が上がり電気代が気になる場合が。
一般家庭では消費電力が900~1200W程度のドライヤーがベスト。とはいえ、各家庭によって使える電力は決まっています。
ブレーカーが落ちるほどのものではないかも、チェックしておきましょう。次に、ドライヤーの温度調節についてです。
低温~中温~高温の3段階で調節できるドライヤーが多いです。低温では60℃ほど、高温だと140℃程度のドライヤーが。
お肌や頭皮、細いくせ毛さんは低温タイプのドライヤーがおすすめ。
肌に負担の少ない低温で、やさしく乾かしましょう。
しかし、低温だと髪を乾かすのに時間が掛かります。
そこで、低温タイプを選ぶ場合は、風量と風速が強いドライヤーを選ぶのがおすすめ。
低温で風量が弱いと、髪がなかなか乾かない原因に。低温でドライヤーを使いたい!
そんな場合は、風量と風速の強いドライヤーを使うと時短に繋がります。ドライヤーの温度が何℃の調節できるのか、何段階調節できるのか、しっかり確認しておきましょう。
くせ毛さんのドライヤー選び、まとめ
くせ毛さんのドライヤー選びをお伝えしてきました。いかがでしたか?
最新のドライヤーは機能が多くて、くせ毛に効果があるのか選ぶのも大変。
そんなくせ毛さんに向けた記事でした。
でも、ドライヤーの機能を活かせばくせ毛を抑えられるんです。
最後に、今回の記事をおさらいしましょう。
- くせ毛を抑える正しいドライヤー方法は3つのコツがある
- ドライヤー前にタオルドライする
- ドライヤーを髪から離す
- 仕上げに冷風で乾かす
自分の髪質に合ったドライヤーを見つけて、くせ毛を抑えていきましょう!
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アラフォー(気持ちは永遠の35歳)のはるか。くせ毛LOVEのwebライター。髪の毛に関する情報発信が専門。