美容院での白髪染めがすぐ落ちる原因と解決法について

美容院でやってもらっても白髪染めがすぐ落ちる……」そんなお悩みを持っている方はいませんか?染めて数日で黄色くなる、またはキラキラしてしまっていることがありませんか?

カラーは白髪染めであってもファッションカラーであっても、時間が経つと色落ちしてきてしまいます。褪色してしまうのはある程度仕方がないことです。

できれば長持ちさせたいですよね。染め直すために頻繁に美容院に行くのが難しいという方だっていると思います。

そこで今回は、白髪染めを長持ちさせるための方法と、すぐに色落ちしてしまう場合の主な原因について解説します。

 

美容院での白髪染めがすぐ落ちる場合原因は何?

美容院での白髪染めがすぐ落ちる場合原因は何?

白髪染めがあまりにもすぐに色落ちしてしまう場合、考えられる原因には以下のようなものがあります。

  • 明るいトーン(カラー剤)で染めている
  • 美容師の施術(カラー剤選定)が正しくない
  • 染まりにくい髪質(太い白髪、髪質)
  • ダメージヘア
  • オイリー髪になっている

まず白髪染めの場合、暗いカラーの方が色モチが良いです。明るい色味ほど薄く着色するので、色落ちも早くなってしまいますし染まりが甘い場合がよくあります。「明るく白髪を染めたい」とオーダーをするお客様は多々いらっしゃいますがお客様の髪質や白髪の量によってはおすすめしないケースがあります。

でも美容師としてはできるだけ要望にお答えしたいため、明るめで白髪を染めるように努力をします。僕もそうです。

 

結論長持ちさせたい方は、希望よりも暗めのカラーで染めていたりします。もし「少しでも白髪染めを長持ちさせたい!」というのであれば、暗めのカラーを選択するのも一つの方法です。

もしも数日で色落ちが気になるのであれば、それはさすがに早すぎます。

きちんと染まっていないから「すぐに色落ちする」ように見えてしまっているのかもしれませんので、あまりに色落ちが早すぎる(2~3日で色落ちが気になるなど)場合は、美容院に問い合わせてみましょう。

最後に髪質の問題です。髪質は一人一人違うもので、直毛の方もいればくせ毛の方もいるし、太くてしっかりした髪の方もいれば、やわらかい猫っ毛の方もいますよね。髪質によってカラー剤が一緒でも染まりやすさにも違いがあるんですよ。硬くて太い髪質の場合、結構染まりにくいです。なので染まりにくい髪質の場合も、モチの良さを優先するのであれば暗めのカラーで染めましょう。

それからダメージヘアの場合も、カラーが長持ちしにくいと言えますね。一度ダメージ毛になってしまうと、高級なトリートメントなどをしても残念ながら髪は復活しません。なのでダメージ毛を改善する場合は、一度傷んでいる箇所(主に中間~毛先)をバッサリとカットして、少しずつ伸ばしていくことになります。髪はすぐには伸びないので時間がかかりますが、一旦切って伸ばしていく方法が一番確実ですよ。ダメージが原因でカラーの色落ちが早くなってしまっている方は、一度思い切って髪を短くして、ダメージヘアを改善するのもおすすめです。

つまり、白髪染めをしたのにすぐ色が落ちるのが嫌な方は暗めのトーン(5~7)をオーダーしましょう。でも「重たく見えてしまう」と思う方もいらっしゃるとおもいますが、そんなことはないですよ。大人の女性は暗めで動きとメリハリある髪型デザインで、洋服で刺し色を入れるのがオシャレですからね。

それに暗めに染めた方が艶やかな髪の毛になるので僕は明るめよりも暗めをおすすめします。明るい印象は小物や洋服で調整すべきです。

毎日使用しているシャンプーやトリートメントがもしもコーティングするものでしたら、せめて美容院で白髪染めをする前日は使用を控えるこことです。もちろんシャンプー剤などのヘアケア剤を見直すことが一番の対策となります。

「白髪染めがすぐ落ちて困る」対策方法は?

「白髪染めがすぐ落ちて困る」対策方法は?

白髪染めがすぐ落ちる主な原因が分かったところで、対策方法を解説したいと思います。

対策方法は色々ありますので、複数ご紹介します。

全ての方法を取り入れる必要は全くありませんので、自分に合っていそうなものや、できそうだと思うものを適宜参考にしてください!

暗めのカラーで染めるようにする

白髪染めのカラーが明るいとどうしても落ちやすくなってしまいますので、少しでも長持ちさせたい場合は暗めのカラーで染めることをおすすめします。

ただし、モチが良いのは暗いカラーですが、白髪が目立ちにくいのは明るいカラーなんです。それから人によって、明るいカラーが似合う方もいれば暗いカラーが似合う方もいます。

なので最終的には、自分の好みに合うカラーを選ぶようにするのが良いと思いますよ。

全体を白髪染めが落ちても目立たないような髪色にする

白髪染めがすぐに落ちてしまうなら、「白髪染めが落ちても目立ちにくい髪色にしておく」という方法もあります。

ハイライトカラー

↑例えばこのようなハイライトカラーやポイントカラーは、褪色しても白髪が目立ちにくいです。

部分的にハイライトを入れておくと、白髪が上手く馴染んでくれます。そのため、頻繁に染め直しに美容院に行くのが難しい方にもおすすめですよ!

さらにハイライトカラーやポイントカラーを入れることで、立体感のあるヘアスタイルに見せられるというメリットもあります。髪をふわっと立体的に見せたい方にも向いているカラーです。

それからハイライトカラーやポイントカラーなら、全体を明るくしなくてもOKなので、髪全体を明るい色に染めるのに抵抗があるという方もチャレンジしやすいですよね。

明るい髪色

↑あとはこのように、白髪に自然に馴染むような明るいカラーにするのもおすすめです。

全体を明るい色にすると白髪があっても目立ちにくいので、白髪染めが落ちてきても目立ちにくいんですよ。

しっかりした施術をしてくれる美容院で白髪染めをする

白髪染めだけでなくカットなどもそうですが、技術をしっかり持っている美容師に担当してもらうことも重要です。

もし今通っている美容院が合わないと感じたら、思い切って別のところに行ってみるのもアリですよ。

美容院の新規開拓って面倒ですし勇気もいるものですが、今までとは違ったところでカットやカラーをすると気分も変わるので「何年もずっと同じところに通っている」という方は、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。

髪を正しくケアする

髪を正しくケアすることも大事です。

何より大事なのは「髪を傷ませないようにすること」ですね。先ほども解説したように、一度ダメージ毛になってしまった髪は復活しないので、カットするしかなくなってしまうんです。

なので、そもそもダメージ毛にしないように気を付けましょう。ダメージ毛の大きな原因となる、パーマ・縮毛矯正・ブリーチといった髪に負担が大きい施術をしないだけでも、深刻なダメージは回避することができますよ。

あとはホームケアを丁寧に行ってください。別に高価なヘアケア商品を使わなくても、自分に合っていると感じるものを使用してケアすればOKです。

それからホームケアを行っていれば、サロンケアは基本的に必要ありませんよ!

思い切って白髪染めをやめる

頻繁に染め直すのがしんどい場合や、白髪染めが体質に合わない場合には、思い切って染めるのをやめるのも一つの方法です。

グレイヘア

白髪染めをせずにグレイヘアにするのも良いですね。

↓白髪染めをやめてグレイヘアにしたいと思っている方はこちらの記事もぜひ参考にしてください!

【40代からはじめる】グレイヘアにするにはどうしたら?作り方と実例紹介

まとめ

今回は、美容院での白髪染めが落ちてしまう原因と対処法をご紹介しました。

最後に、今回の内容を箇条書きで簡潔にまとめさせていただきます。

  • 白髪染めがすぐに落ちてしまう原因は「明るいカラーで染めている」「美容師の施術が正しくない」「染まりにくい髪質」「ダメージヘア」などが考えられる
  • 白髪染めは暗めのカラーの方が落ちにくいのでモチを良くしたいのであれば暗めカラーにするという方法もある
  • ハイライトを入れたり全体の髪色を明るくしたりして白髪があっても目立たないようにするのもおすすめ
  • しっかりとした施術をしてくれる美容院で白髪染めをすることとダメージ毛にしないようにケアに気を使うことも大事
  • 白髪染めを頻度良く行うのがしんどいなら思い切って白髪染めをやめてグレイヘアを目指す方法もある

今回はこれで以上となります。少しでも参考になれば幸いです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!