40代からのお悩み「縮毛矯正をやめたい」どうしたらやめることができる?

「縮毛矯正をすると髪の毛が傷む」

「縮毛矯正をかけた直後は不自然な髪型になるのが嫌」

「時間もお金もかかるからやりたくない」

と悩んでいる方へ。

くせ毛が悩みで縮毛矯正をしているという方はとても多いのですが、本音では「やめたい」と心の中で思っている方が大半です。

ご存じのとおり縮毛矯正は手っ取り早く髪を扱いやすい状態にすることができる施術なのでくせ毛でお悩みの方にとても人気がありますが、髪に与えるダメージが結構大きい施術ですし、時間もお金もかかります。

また基本的に縮毛矯正をしている髪は柔らかさが出ません。

当然ブリーチまたはパーマをするのはNGですし、明るい髪色にすることができないなどの制約もあります。

だから「くせ毛だけど、そろそろ縮毛矯正をやめたい」と思っている方も多いはず。

実際にそういう悩みを抱えて美容院にいらっしゃる方が多数いらっしゃるためこの記事で少しでも多くの方にやめ方、やめるまでの対策、注意点を解説させていただきます。

くせ毛でも縮毛矯正はやめられる?

「くせ毛だと縮毛矯正を一生続けなくてはいけないの?」と考えている方もいるかもしれませんね。

でも結論から言うと、やめることは可能です!

実例

このように40代からやめることに成功された方もいらっしゃるからご安心くださいね。

ただし注意をしないといけないことがあります!

それは「美しいくせ毛をいかした髪型になるためにはある程度の期間と毎日のホームケアが重要」ということです。すぐやめることができないんです。

ただ縮毛矯正の施術をやめたからといって、それで完了というわけにはいかないんです。

なぜかというと、縮毛矯正をかけた髪と自毛(くせ毛)は馴染まないため「自毛を伸ばしながら切って」を繰り返さないとやめれません。

でも髪は一気に伸びるものではないですし一度縮毛矯正をかけた箇所は切らないかぎり無くならないです。

縮毛矯正をやめるまでにどのくらいかかるかは髪の長さなどによっても違いますし「どれくらい切るのか」にもよりますが、目安は1年~2年程度。

その間は「自毛の部分」と「縮毛矯正をした部分」が共存しているみたいな状態になっているので、スタイリングが思うようにいかなかったり扱いにくく感じたりすることがどうしてもあります。

そうなると「縮毛矯正をやめることを諦めよう」となる方がいらっしゃいます。

でも毎日のホームケアを工夫をするだけで、その期間もきれいなヘアスタイルでいることは十分に可能なので、安心してくださいね!

当然担当してくれる美容師さんと二人三脚でくせ毛を活かした美しい髪型を目指す必要もあります。

やめる場合に気を付けたいこと&セットのポイント

くせ毛の方が縮毛矯正をやめる決断をした場合、全てが地毛になるまでに気を付けたいことは色々とあります。

普段のスタイリングやヘアケアで気を付けるべきことや、セット時のポイントなどをわかりやすく解説していきますので、ぜひ参考にしてください!

縮毛矯正の施術をしない

当たり前のことなんですが、やめようと決断したら、それ以降は縮毛矯正やストレートパーマなどの施術はしないようにしましょう。

ちなみに髪のことを考えるなら、縮毛矯正の不自然なまっすぐ髪をデジタルパーマなどで柔らかい感じにしようとオーダーする事はおすすめできません。

なぜなら失敗をして毛先がチリチリになってしまう方が多数後来店されるからです。

当然ブリーチ(ハイトーンカラー)は傷むので、縮毛矯正をかけた部分がなくなるまではしないでください。

伸びてきたくせ毛部分にはできるだけアイロンやコテを当てない

髪が伸びてくると、伸びてきたくせ毛の部分と縮毛矯正を当てた部分とで、質感などが違うのが気になると思います。

簡単に言うと「伸びてきた根本の部分はうねっているのに、その下の部分はストレート」みたいな、ちょっと不自然な感じになるんです。

↑このような状態ですね。

こうなってしまうのは仕方がないことなので、不自然さはセルフスタイリングでカバーしていくことになります。

ちなみに上記のお客様は何度か通っていただき

↑このように、変わることが出来ました。

やめる期間中おすすめなのは、真っ直ぐになっている部分をコテなどで巻いて、伸びてきたくせ毛部分と馴染ませること。

できるだけ境目が目立ちにくいスタイルにするのが良いですね。

全体的にふんわりさせるようなスタイルだと、動きが出ておしゃれに見える上に境目(くせ毛と縮毛矯正の差)も目立ちにくいです。

また40代になると髪が薄くなったり細くなったりするのが気になることもあるかと思いますが、髪全体をふわっとさせればボリュームが出て、それらの悩みも解消できますよ。

スタイリングの際に気を付けてほしいのが「新しく伸びてきたくせ毛の部分にはできるだけアイロンやコテを当てないようにすること」です。

ご存じの方も多いかと思いますが、ヘアアイロンやコテを使うと熱によって多少なりとも髪は傷みます。

できるだけ髪を傷ませずに伸ばした方がよいので、極力髪が傷む原因になることは控えた方が良いですよ。

ストレートスタイルに慣れている方だと、ついくせ毛部分をストレートアイロンで伸ばしたくなってしまうかもしれませんがくせ毛を美しいパーマ風スタイルにしなくてはいけないため、我慢しましょう。

やめるためにはくせ毛を美しく見せることができるホームケア製品が必須

くせ毛で悩むお客様に、喜ばれているヘアケア製品をご紹介します。

美容師である僕が、実際に来店されるお客様の生の声を聞きながら試行錯誤を重ね、やっと完成させる事ができました。

左にあるのがくせ毛を美しく見せることができるプリュムワックス、右がダメージを補修し保護する役割があるプリュムヘアオイル。

この2つでプリュムヘアケアの2STEPアウトバストリートメントです。

乾かす前にプリュムヘアオイルを付けて、仕上げにプリュムワックスを使用するだけでこのように強いくせ毛でもツヤツヤにする事が可能です。

↑こちらも乾かす前に髪の毛の補修保護をするプリュムヘアオイル、乾かした後にツヤと潤いを与えるプリュムワックスを使用しただけで、ブロー等していません!

これが2STEPアウトバストリートメントの効果。

このように正しいヘアケア製品を使うだけで、パサつきや広がりは抑えることができるんです。

余計な成分が添加されていない&保湿成分が配合されているヘアケア製品を使えば、髪とお肌に余計なダメージを与えてしまうこともありませんよ!

このようにホームケアを変えただけで「パサつきやうねり、広がりを抑える事ができた」という方多数いらっしゃいます。

サロントリートメントや縮毛矯正をする前にまずはホームケアの見直しをしてみてはいかがでしょうか?

2STEPアウトバストリートメント
2STEPだから実感。ヘアケア&スタイリング
2STEPアウトバストリートメント 使い方
湿気の多い日も素直髪、つづく
2STEPアウトバストリートメント

9,300円(税込)

 

縮毛矯正をやめる方法と注意点

これまで続けてきた「縮毛矯正」をやめる場合には、2つの方法があります。

  1. 地毛を伸ばしてから縮毛矯正がかかっている髪の毛をバッサリ切る
  2. こまめに毛先をカットしながら地毛を伸ばしていく

これらの方法は、現在の髪の長さやご本人の要望などを加味したうえで、美容師さんと相談して決めるのが良いでしょう。
特に「バッサリ切るのはイヤ!ロングのままでいたい」なんて方は、少しずつ縮毛矯正のかかった髪をカットしつつ、地毛の長さを伸ばすのがオススメ。

ただし、どちらの方法を選んだとしても「縮毛矯正で真っ直ぐになった髪」と完全にサヨナラするためには長い時間がかかります。

縮毛矯正をやめるまでの期間はどれくらいかかる?

縮毛矯正をやめるまでの期間は、髪の長さや髪が伸びるスピードによっても異なりますが、およそ1~2年程度かかると思っておいてください。

髪の毛は1か月あたり1センチほどしか伸びないといわれているため、単純計算しても「1年で12センチ程度」しか地毛を伸ばすことができません。

一般的なショートヘアやミディアムボブなら、20センチ前後の長さが必要になるため1年半から2年弱はかかるでしょう。
またロングヘアを希望する場合には、2年半~3年程度かけて地毛を伸ばしつつ、縮毛矯正のかかった部分をカットしていく必要があります。

縮毛矯正をやめるまでの注意点

縮毛矯正で真っ直ぐになった髪をカットしながら「地毛」を少しずつ伸ばしていく過程では、どうしても髪が扱いにくくなります。
くせ毛が出ている地毛と、縮毛矯正でストレートになっている髪が混在するのでヘアセットには工夫が必要です。


みなさん、このような感じになります。

ただし、伸びてきたくせ毛の部分にストレートアイロンを当てて、縮毛矯正された髪と馴染ませようとするのはNG。

繰り返しになりますが、ヘアアイロンやコテは高温でセットするため髪に大きな負担がかかります。

せっかく伸ばした地毛部分は少しでも健康な状態でキープしたいので、縮毛矯正で真っ直ぐになっている髪をコテで巻くなどしてナチュラルに仕上げる方が良いでしょう。

また、湿度が高くなる梅雨時期や台風の時期には、髪の広がりやうねりが気になる方が急増します。

これは、縮毛矯正をやたいのであれば「必ず耐えるべき期間」です。

実は、縮毛矯正をやめると決心した人の半数程度は、この時期をどうしても我慢できず…

再び縮毛矯正をかけて「振出しに戻る」というのも事実。

「絶対に縮毛矯正をやめるんだ!」という強い意志と根気が必要です。

縮毛矯正をやめる場合の流れ

先ほど解説した通り、縮毛矯正をやめることにした場合には、以下のどちらかの方法を選択することになります。

①1年ほど髪を伸ばしてから、縮毛矯正がかかっている部分を一気にばっさりとカットをする。

②様子を見ながらスタイルの不自然さが気にならないように伸ばしつつこまめにカットしていく

適度に伸ばしてからばっさりとカットしてショートヘアにするのが手っ取り早い方法ではありますが、ロングヘアが好きでどうしてもショートヘアにしたくないという方もいますよね。

そういう場合は、様子をみつつ徐々にカットしていくことになります。

時間はかかりますが、ショートにしなくてもやめることはできるので、安心してください!

どのような方法が良いかは、人によって違うかと思いますのでまずはカウンセリングをして、その後カットをお勧めします。なので担当の美容師としっかり相談して決めましょう。

時間はかかるものですが、定期的な施術や高い料金、髪のダメージなどから解放されます。

またくせ毛を活かした素敵なスタイルが作れるのだということを知れば、自分の髪に自信を持つことができるようになるでしょう。

さらに今まではできなかった明るいカラーなどにもチャレンジすることができるようになります。

「長年続けてきたけどそろそろ縮毛矯正をやめて、髪質を活かしたスタイルを楽しみたい!」と思っている40代の方は、検討してみてはいかがですか。