まとまりを重視した髪型はヘアカットとスタイリングが大切です。
それによって同じ髪型でもまとまりやすさは大きく変わります。
このページでは現役美容師さんに、まとまりやすい髪型はどうやって作るのか、解説してもらいました。
重めのヘアスタイルにすれば髪の毛は広がりにくくなりますが、単に髪がまとまれば良いという話ではありませんよね。
おしゃれに見えて、髪のお悩みもカバーできるヘアスタイル作りのポイントを見ていきましょう。
ショートヘア|まとまりやすい髪型①
最初はこちらのお客様、くせ毛で毛量が多く、さらに剛毛であることが原因で、髪のまとまりにくさを感じていらっしゃいました。
ショートヘアの場合、いかに頭を小さく見せるかが、まとまりやすい髪型を作るうえで重要なポイントです。
施術前の髪型については、美容室で髪質のせいでまとまりにくいこと相談するとボブを提案されることが多かったそうです。
しかし、髪の毛を伸ばすと毛量が多いことで、自分では手に負えなくなってしまい、結局は毎日、髪を結んで過ごすという方も少なくありません。
ポイント
- 頭を小さく見せるデザイン
- ボリュームダウンできるスタイリング剤を使う
今回使用したスタイリング剤はこちら
(ヘアバーム ソフト)60g
3,500円(税込)〜
エイジング毛、くせ毛、広がる髪におすすめ!スタイリングできる固形トリートメント「プリュムワックス」。
ショートヘア|まとまりやすい髪型②
こちらのお客様は、ショートヘアにカットして若見えするように仕上げました。
最初のお客様もそうですが、ショートヘアやボブの場合は頭を小さく見せるようにカットすることでまとまりやすい髪型に仕上がっています。
ボブは一見、まとまりやすいヘアスタイルだと思われがち、しかし、毛先が揃っていれば髪がまとまりやすくなるわけではありません。
くせ毛の髪質になるとうねりも加わってしまうため、ただ重めの髪型にしても、美容室から帰ったあとになんだか頭が大きく見える、髪型が垢抜けないと感じてしまうことに。
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(ヘアバーム ソフト)60g
3,500円(税込)〜
ボブ|まとまりやすい髪型
こちらのお客様もほんの少しのカットの工夫だけで、頭が小さく見える綺麗な髪型に仕上がりました。
ショートヘアやボブはちょっとしたカットの違い、小さな頭に見せることを意識するだけで、印象が大きく変わりますよ。
今回使用したスタイリング剤はこちら
5,800円(税込)〜
ミディアム|まとまりやすい髪型
こちらのお客様は、髪の毛を伸ばしたいから、できるだけ長さを変えたくないとのことでした。
しかし、Before画像でお分かりいただけるように毛先が広がってスカスカ、こちらはまとまりやすい髪型になるようカット。
あとはヘアカラーしかしていません。
ヘアカラーにはツヤを強調しやすい髪色を選び、プリュムヘアオイルを馴染ませてドライヤーでブローしただけの状態がAfter画像です。
毛先まで美しく、まとまりのあるスタイルに仕上がっていますよね。
広がる髪をまとまりやすくするには
くせ毛の髪質だとボリュームが出やすいため、ヘアカットのときに髪をすいてもらいたいという方が少なくありません。
ですが、髪をすきすぎてしまうと毛先が広がりまとまりにくくなってしまいます。
くせ毛のうねり、広がりを抑えてまとまりやすくするなら、まずは軽めよりも重めなヘアスタイルにしてもらうと良いでしょう。そうすれば、もう少し軽くしたいと思った時に修正ができます。
美容師が思うまとまりにくい髪質とは
- ダメージヘア
- くせ毛
この2つ、またはどちらかの要因があると髪はまとまりにくくなります。
よってダメージケアと、くせ毛を抑えるスタイリングがおすすめです。
プリュムヘアオイルを使ったあと、さらにプリュムワックスでのヘアセットするとこれらの条件を満たすことができます。
ダメージを補修するプリュムヘアオイル
5,800円(税込)〜
髪の毛を構成するタンパク質「ケラチン」をはじめ、コラーゲン、シルクが配合された、ダメージヘアやくせ毛に使いやすいヘアオイル。
無香料なのでないとケアにもぴったりです。
広がりを抑えるプリュムワックス
(ヘアバーム ソフト)60g
3,500円(税込)〜
仕上げは、くせ毛特有の広がりを抑えるプリュムワックス。
ヘアバームタイプなので固まることはなく、ナチュラルな髪型作りにぴったり。
ヘアセットをしならがトリートメントが可能。
配合している天然由来の植物オイルと保湿成分が髪へ浸透します。
パサついてまとまらない髪にお悩みなら、ぜひ試してみてくださいね。
サロン施術でダメージを受けることがある。
美容室でのパーマ、ヘアカラーによる薬剤や熱によるダメージは非常に大きく、ヘアケアをしていなければ髪はすぐに傷んでしまいます。
髪が傷んでしまっていても、トリートメントやヘアオイルでシリコンが髪をコーティングしていると、美容師でも髪の傷み具合を正しく見極められないこともあります。
そのため、美容室で髪へのダメージの強い施術を受ける前には、トリートメントを含めた施術履歴などを伝えるようにしましょう。
しかし、サロントリートメントは、髪をコーティングするその場しのぎの「一時的」な施術です。
まとまりやすい髪型にするため、毛量調整をして全体的なデザインを考えたヘアカットをしてもらうようにしましょう。
まとまりやすい「おしゃれな」髪型を作ることが美容師の仕事
まとまりやすさだけを重視するなら重ためにヘアカットをすれば良いです。
しかし、重たく見える髪型はどうしても垢抜け感が出しにくいもの。
美容室でおしゃれでかわいい髪型にしたいとご来店いただくお客様にとっては、ただ単に髪を切るだけになってしまいます。
「おしゃれで」まとまりやすい髪型にすること、これこそが美容師の仕事。
ヘアカットでまとまりやすいだけでなく、おしゃれに見える髪型に仕上げられればお客様にとっても、美容師にとっても嬉しい限りです。
そのためにも、髪質や髪の状態をできるだけ詳しくオーダー時には伝えるようにしてくださいね。
それでも髪質、髪の状態によってはヘアカットだけでまとまりやすい状態にできないこともあります。
まとまりやすい髪型、まとめ
どうしてもまとまらない、ヘアセットに時間がかかることにお悩みの方のため、現役美容師さんにまとまりやすい髪型について解説してもらいました。
まとまりにくい髪になってしまう原因は、大きくわけて3つ。
- ダメージ
- くせ毛
- カットによるもの
いずれの場合も、まとまりやすい髪型にするためには正しいヘアケアが重要です。
ホームケアも意識しながらまとまりやすい髪を作っていきましょう。
アラフォー(気持ちは永遠の35歳)のはるか。くせ毛LOVEのwebライター。髪の毛に関する情報発信が専門。