「くせ毛で髪が扱いにくい!」そんな方には、髪質を活かしたヘアスタイルにすることをおすすめします!
くせ毛だと、髪がまとまりにくかったりパサパサしたりして、扱うのが難しいですよね。
でも髪質を活かしたヘアスタイルにすれば、スタイリングも楽になりますし、何より素敵に見えるようになりますよ!うなる、跳ねるを「パーマをかけたの?」と言われるようなおしゃれな髪型にするのが目標です。
今回は髪の癖でお悩みの方向けに、髪質を活かすヘアスタイルのポイントやスタイリングのコツなどを解説していきます。
くせ毛の種類&特徴解説
くせ毛と一口に言っても、そのタイプは様々です。
チリチリするタイプの方もいれば、大きくうねるような方もいます。また全体ではなく部分的に癖がある方もいますよね。
最初に、くせ毛の種類とその特徴を、簡単に解説します。
タイプ①波状網
波状網は、日本人に結構多いタイプですね。
大きくうねるような髪質で、雨の日などには髪がふくらんだりゴワゴワしたりしやすくなります。
このタイプはくせ毛の中では比較的扱いやすく、髪型を工夫すれば、スタイリングなどもかなり楽になります。
タイプ②捻転毛
捻転毛は、髪の毛一本一本がねじれているタイプ。一見するとくせ毛だと分からないパターンもあります。
ねじれているため髪の毛が切れやすく、切れ毛やパサつきが目立つことも。
捻転毛はねじれていることにより、髪の毛の太さに違いがあります。そのため薬剤が均等に浸透しにくく、縮毛矯正の効果が得られにくいです。
タイプ③連珠毛
連珠毛は、くせ毛の中でも結構特殊なタイプです。
数珠が連なっているような形状の髪で、毛の太さが一定ではなく、細い部分と太い部分があります。連珠毛は細くなっている部分が弱いので、切れ毛になりやすいです。
また髪の毛が切れやすいため、縮毛矯正しにくい髪質でもあります。
タイプ④縮毛
縮毛は、チリチリしているタイプの髪です。
一本一本が縮れているので、ごわごわしやすく、まとまりにくいという特徴があります。
このタイプの髪質は扱いにくいため、縮毛矯正をかける方も多いですね。
くせ毛の種類を簡単にご説明しましたが、それだけではなく毛の量も人もいれば少ない人もいる。そして骨格も個性があるから髪型選びは非情に難しいんです。切る側の美容師は女性らしいデザインにするためのセンス等も問われます。
くせ毛・うねりを活かすおすすめの髪型とは
それでは、癖やうねりを活かすことができるおすすめの髪型をご紹介していきます!
↑こちらの方は、beforeを見てわかるように長年縮毛矯正をかけていました。でも「縮毛矯正をやめたい」ということで担当をさせていただきました。結果afterのようにくせ毛を活かしたふんわりスタイルに。
仕上げはあえてしっかりと乾かさないで少し濡れた状態にプリュムワックスを髪の毛全体に揉みこんだだけとなります。
このように癖やうねりを上手く活かす髪型にすれば、縮毛矯正をかけなくても良くなります。
ちなみに縮毛矯正をやめるためには、長さにもよりますが数か月~数年かかります。なぜかというと、完全にやめるためには、縮毛矯正をかけた部分がなくならなければいけないからです。
髪は一気に伸びるわけではないので、それなりに時間がかかってしまうんです。
もし「今まで縮毛矯正をかけていたけど、似合わないしお金も時間もかかる。髪のダメージも気になるから、そろそろやめたい」と思っている方がいましたら、別の記事でも詳しく解説しているので、ぜひ読んでみてください。
次に毛の量が多くて太い髪質の女性をご紹介します。
↑こちらの方は毛量も多めで、髪がふくらんで見えてしまっていました。
そこで、毛量を調節してすっきりとしたショートヘアに。髪をすっきりさせることで、小顔にも見えるようになりました。
また束っぽくなるようなショートだと、癖やうねりも活かしやすいです。このように顔、頭が小さく見えているのは梳いたからです。くせ毛にとって「梳く」というかっと技術は非常に難しいためほとんどの美容院で断られてしまう。
けど上記のお客様のように毛が硬く多毛、くせ毛の場合は梳かなくてはいけない。失敗をする恐れがあるため、信頼されている美容師さんのもとで切ってもらうことをおすすめします。
↑こちらの方は大きくうねる髪質です。なのでそのくせ毛を活かし、動きのある髪型にしました。
ショートヘアなど短めの髪型は適度に動きがあった方がおしゃれに見えるので、くせ毛の方向きなんですよ!
さらにショートヘアはヘアケアが楽になるというメリットもあります。忙しくて、ヘアケアやヘアセットに時間があまりとれないという方にもおすすめです。
↑短くするのに抵抗がある方は、このくらいの長さもおすすめです。いわゆる「加齢」によってパサパサとしてしまいくせ毛になってしまう方も。毛量も少なくなってしまうためカットでは梳いてはいけません。ただメリハリを出すために襟足付近の髪や毛先は軽くしないといけないことも。
パサパサとしてしまう髪はプリュムワックスでしっとりとさせ、くせ毛を活かしましょう。
ちなみに髪が細い方の場合はトップがぺたんとしやすいので、このように立体感が出る髪型にすると良いですよ!
↑長めの髪型でも、このようにレイヤーを入れると、すっきりします。また立体感も出るので、若々しい印象にしたい方にも向いていますよ。いきなり短くするのが怖かったり、仕事や趣味等の関係で結びたい方はミディアムをお勧めします。
「レイヤーを入れたり軽くしたりすると、余計うねったりパサつきが気になってしまうんじゃないの?」と思う方もいるかもしれませんが、それは梳き方によります。そもそも大人の女性の髪型は跳ねたりウネる動きのあるデザインが似合いますので10代のアイドルのような、まとまりすぎている髪型は痛いとなってしまうかもしれませんので、注意しましょうね。
確かに間違った梳き方をしたり、毛先をスカスカにしすぎてしまうと、まとまらなくなったりパサパサして見えたりしてしまいます。
ですが上手く毛量を調節すれば、そんなことにはなりません。ただ上手く梳くのは難しいので、美容師の腕が試されるポイントでもあります。とはいえ、梳いてはいけない場合もあるから断言することは難しい・・。
↑人によっては、長めの髪型が良い場合もありますね。フェミニンな雰囲気が好きな方は、セミロングなども良いでしょう。
ちなみにこちらのafterはコテで巻いているかのように見えるかもしれませんが、実は一切コテ巻きはしていないんですよ。
元々のくせ毛を活かして、このようなシルエットのスタイルに仕上げているんです。くせ毛がコンプレックスという方は多いですが、こんな風に活かすこともできるんですよ!
くせ毛を活かしたい女性におすすめできない髪型は?
おすすめの髪型をご紹介したところで、逆におすすめできない髪型についても軽くお話しておきますね。
癖やうねりがある髪質の方におすすめできないのは、
- ぱっつん前髪
- 重たすぎるヘアスタイル
- パーマをかけたスタイル(余計にパサつく&傷むので)
等です。
これらの要素を省いて、すっきり&若々しく見える髪型を作っていきましょう。
ちなみにカラーは、ダークブラウンなどの暗めの色にした方が、ツヤが出やすいためおすすめです。また上品な印象になるので、大人の女性に向いています。
ただし髪色に関しては好みの問題もありますし、似合う色は人によって違いますよね。黒髪が似合う人もいれば、明るめの髪色が雰囲気に合っている方もいます。
なのでヘアカラーは自分の「こんな風になりたい」や「こんな風に見られたい」という理想に合わせて決めると良いですよ。
髪をきれいに見せるには「スタイリング剤」も重要!
くせ毛を活かすためにはカットが最も重要ではありますが、スタイリングも大切です。
特にくせ毛の方の場合髪がパサパサしやすいので、必ずスタイリング剤を使うようにしましょう。
スタイリング剤は色々なものがありますが、おすすめはワックスです。パリパリに固めない、自然に仕上がるタイプのものを選んでください。
↑こちらはプリュムワックスをつけただけで、ブローなどは一切していません。
それでもまとまり感がかなり出ていますよね。
スタイリング剤を使うだけでも、ここまで見た目を変えることができるんですよ。
↑こちらもプリュムワックスをつけただけです。
ちなみにここで使っているプリュムワックスは、くせ毛の方のために開発したMAXオリジナル商品です。
べたつかないのにセット力が高いので、くせ毛もしっかりまとめることができます。またツヤも出るので、髪のパサつきが気になる方にもおすすめです。
プリュムワックスは敏感肌の方であっても毎日安心して使うことができるように、成分はできるだけシンプルにしました。「ワセリン、ミツロウ、ホホバ種子油、アルガニアスピノサ核油、酢酸トコフェロール」の5種類しか入っていません。もちろん、香料や着色料、防腐剤などは一切使っていませんよ。
(ヘアバーム ソフト)60g
3,500円(税込)〜
プリュムワックスについて詳しく知りたい方は、別の記事でも解説しているので、ぜひそちらを読んでみてください!
まとめ
最後に今回の内容をまとめます。
- くせ毛と言っても色々なタイプの髪質がある
- 癖やうねりを活かすならショートなど短めのスタイルがおすすめ
- 癖の感じによってはミディアムやセミロングが似合う場合もある
- スタイリングにはツヤを出すことができるワックスを使うのがおすすめ
今回はこれで以上となります。少しでも、くせ毛で悩んでいる方の参考になれば幸いです!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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