「モデルさんのようなゆるふわパーマをオーダーしたはずなのに髪がパサパサに…これじゃあ仕事にもいけない!」
美容師さんのアドバイス通りにセットをしているのにも関わらず、鏡をみるたび理想と現実のギャップに落ち込んでいませんか?
当然ですが、パーマによるパサパサを改善するには正しいパーマのセットが大切。そして日々のヘアケア方法もパーマ向けに変えなくてはいけません。
この記事では、これまで多くのヘアカットを担当してきた現役の美容師が、失敗したパーマを『素敵』に変えるための方法をご紹介します。
まずは原因についてお読みください!
パーマ後に「パサパサ」広がる4つの原因
1. 美容室でのヘアカットミス
パーマ後に髪がパサパサになる主な原因はカットです。代表的なのは「梳きすぎによるパサつき」です。
毛先が「スカスカ」だとセットが難しくなり綺麗なカールが出にくくなります。
2. パーマの失敗
パーマをかけてもらう前には必ず担当美容師さんがあなたの髪の診断をしますよね。
でも、その「診断」を誤ってしまうことでパサパサになる可能性は格段に高くなります。
美容師さんは診断結果をもとに
- 弱いパーマ剤(傷んでいる髪)
- 強いパーマ剤(健康的で太い髪)
を選びますが、診断が不適切だったり、正確ではなかった場合残念な結果になります。
例えば、硬くて健康な髪の毛はパーマがかかりにくいため、強い薬を使用しなくてはいけませんが、逆に傷んでいる髪の毛なのに強い薬を使用した場合はパサパサになってしまいます。
パーマは
- 適切な放置時間
- 正しい巻き方
が成功の鍵といわれているなか、薬剤をつけてもらった後の放置時間が長すぎると、失敗してパサパサになってしまうことがあります。
3. パーマヘアに合っていないセット方法
乾かす前にヘアオイル、お出かけ前にはパーマに適したセット剤を使用しないと髪の毛はパサパサになってしまいます。
それはきっとパーマのセットに適していないセット方法だからです。
パーマには
- ホットパーマ(専用の機械使用)
- コールドパーマ(液体パーマ)
の2種類がありますが、それぞれでセットの方法は若干違いますよ!
「そもそもパーマの種類がわからない」そんな方は以下の図をご覧ください。
- 濡らさないとカールが出ないのがコールドパーマ
- 乾いたときにカールが出るのがホットパーマ
ぞれぞれの特性にあったヘアセットをしなくてはいけません。
4.パーマ直後にサロンでトリートメントをしている
通常、パーマ剤に含まれているアルカリ剤は還元剤を使用して適切な方法で除去しなくてはいけません。
でも、パーマの直後に美容室でトリートメントをすると髪の内部にパーマの薬剤を閉じ込めてしまいます。
パーマ直後にトリートメントをすると髪を傷めるアルカリ薬剤が髪内部に残留して、数日後「パサパサ」になってしまうことも。
以上、パーマ後に髪をパサパサにする4つの原因についてご説明しました。
次に、3パサパサを治す具体的な方法をご紹介します。
パーマによる広がりを3日でどうにかする方法
- 通っている美容室で「パーマ落とし・縮毛矯正」をしてもらう
- パーマをかけた箇所を切ってもらう
- パーマの正しいスタイリング方法を実践する
- 補修・保湿・保護できる『2STEPアウトバス』でスタイリングする。
1.通っている美容室で「パーマ落とし」をしてもらう
コールドパーマの場合「ストレートパーマ」をかけてもらいましょう。
デジタルパーマの場合は「縮毛矯正」をかけることで治すことができます。
成功すれば見た目のチリチリは治すことができます。
「パーマ落とし」の費用と時間
縮毛矯正やストレートパーマは10,000~15,000円(カット込)が相場です。
お金をかけずに治す方法として、おすすめはパーマの施術をした美容室で「お直し」をしてもらいましょう。
ほとんどの美容室は、パーマの施術によってパサパサしてしまったらお直しの対応をしてくれますので「泣き寝入り」しないでくださいね。
2.パーマをかけた箇所を切る
チリチリと広がる毛先は、たった3センチカットをするだけで治すことができます。
もちろんチリチリ、パサパサの箇所をすべて切ることができれば、パーマによる「パサパサ」を根本的に解決することができますが、そうはいかないですよね。
雰囲気をあまり変えることなくカットするだけでもだいぶ改善できますよ。
3.正しいパーマのセット方法を実践する
パーマがちゃんとかかっていても、朝のセット法が間違っているとパサパサになってしまうため正しいセット法を知らなくてはいけません。
以下ではパーマの種類別でおすすめのセット法をご紹介します。
コールドパーマ
- ブラッシング
- パーマをかけた箇所をぬるま湯で軽く濡らす
- 乾いたタオルで拭き取る
- パーマをかけた箇所にワックスを揉みこむように付ける
- ドライヤーで乾かす(弱温風)
デジタルパーマ
- ブラッシング
- ヘアオイルをつける
- ねじった後ドライヤーの熱を加え、冷ます(3回ほど繰り返す)
- パーマをかけた箇所にプリュムワックスを付ける
毎日、髪を乾かす前は必ず補修・保湿ができるプリュムヘアオイルがおすすめ。
そして、パーマのカールを綺麗に維持させるために必要な「水分」を逃さないように、プリュムワックスを。
まずは使って欲しい!ハイダメージ毛も補修できるプリュムヘアオイル
5,800円(税込)〜
プリュムヘアオイルはケラチン、コラーゲン、シルクを配合したダメージ補修タイプのヘアオイル。内側からしっかりとケアできます。また、無香料なのでナイトケアとして使いやすです。
ハイダメージでお困りの場合は、まずはこのプリュムヘアオイルを使ってみてください。
バサバサに傷んだ髪もさっとひと塗り!プリュムワックス
(ヘアバーム ソフト)60g
3,500円(税込)〜
チリチリに傷んだ髪でも艶やかな髪に見せてくれる、固形トリートメント処方のヘアバーム。
さっとひと塗りするだけでチリチリ感を誤魔化せる優れモノ。
とれかけたパーマのセット・対処方法
上でお伝えしたことを実践していただくだけで、十分にパーマを綺麗にみせられるはず。
パーマをかけて3カ月以上経過した髪は綺麗なカールが出なくなります。かといって、また同じ箇所にかけてしまうと傷んでしまうので担当の美容師さんに「パーマが取れてきたのでかけてもいい?」と相談しましょう。
新しい美容室でかけてもらうのはリスクが少し高いから注意ですよ。
4.適切なホームケア製品を使用
パーマ後はアルカリ・還元剤を除去するシャンプートリートメントを使用しましょう。
そしてパーマに適したスタイリング剤を使用することで「パサパサ」を解消することができます。
「美容室で除去してもらっているから平気」と思っていたら要注意!
美容室で後処理をしてもらっても完全には除去できていませんよ。
パサつく髪を補修・保湿・保護するスタイリング剤
結論、適切なスタイリング剤を使用しないとお金と時間の無駄になってしまいます。
適切なスタイリング剤を使用することで綺麗なカールを1日キープできますよ。
固めずスタイルキープ!トリートメント成分でできたプリュムデュール
(ヘアバーム ハード)60g
3,900円(税込)〜
スタイルキープしたい時に使えるしっかりめのヘアバーム。
でも固まらないなので、傷んだ髪もストレスフリーにスタイリング。
パサパサすぎて髪型を一日中キープできない!という時にはこれを使ってみてください!
パーマ後の髪をケアする弱酸性のシャンプートリートメントを使用
パーマ後の髪の毛はアルカリ性に傾いているため、弱酸性に戻さなくてはいけません。
パーマヘアをケアできるシャンプートリートメントを使用することがおすすめ。
シャンプー&トリートメントの選び方のポイント
- 弱酸性
- 洗浄力がマイルド
- 補修成分を配合
4,900円 (税込)
11,000円 (税込)
8,980円 (税込)
1,980円(税込)〜
プリュムシャンプーはアミノ酸系界面活性剤を使用した弱酸性。さらにダメージ補修に特化した成分「ヘマチン」と「ケラチン」を配合したサロンクオリティーのシャンプーです。
ケラチンはパーマで失われた髪のタンパク質を補給するので、チリチリ感を軽減します。
ヘマチンはパーマの持ちをよくしたり、カラーの持ちをよくするといわれる成分で、アルカリで傷んだ髪にぴったりです。
パーマ後の傷んだ髪におすすめですよ。
まとめ
パーマ後に髪がパサパサしてしまう原因は以下のとおりです。
- カットミス
- スタイリング方法が間違っている
- 薬剤選定ミス
- パーマ直後のトリートメント
当てはまっていないか、ぜひチェックしてみましょう。
そのほか、対策は以下のとおり
- 通っている美容室で「パーマ落とし」をしてもらう
- パーマをかけた箇所を切ってもらう
- パーマの正しいスタイリング方法を実践する
- 正しいヘアケアアイテムを使う
ぜひ参考にしてみてくださいね。
アラフォー(気持ちは永遠の35歳)のはるか。くせ毛LOVEのwebライター。髪の毛に関する情報発信が専門。