縮毛矯正をやめるならタイミングはいつが一番最適なのか解説

「メンテナンスが大変だし傷みも気になるから縮毛矯正をやめたい」「やめるタイミングはいつがベストなのか知りたい」そんな方に読んでほしい内容です。

くせ毛の方の中には、縮毛矯正をして髪を真っ直ぐにしている方が少なくないと思います。

でも縮毛矯正は髪へのダメージが大きい施術なので、繰り返しかけているとどうしても傷みが気になりますよね。それに髪が伸びてくると根本の癖が気になるので定期的にかけ直す必要があり、時間もお金も結構かかってしまいます。

なので「ずっと縮毛矯正をかけてきたけど、そろそろやめたい」という方も多いはず。

というわけで今回は、縮毛矯正をやめるならいつが最適なのかについてと、やめるプロセスについて解説していきます。

縮毛矯正をやめる最適なタイミングとは?

やめる最適なタイミングとは

縮毛矯正をやめる最適なタイミングはシンプルに「自分がやめたいと思ったとき」です。

完璧に縮毛矯正から卒業するには時間がかかるので、決断は早い方が良いです。

美容師としてお客様の反応を見ると年齢的に40代からはなるべく縮毛矯正をしない方が良い方が多いです。

何故かというと縮毛矯正の施術で作った、ある意味人工的なサラサラストレートヘアは、40代以降の大人の女性がしているとちょっと不自然に見えることがあるからです。もちろん個人差はあります。でも髪質や肌質は加齢によって変わるものです。「髪の毛だけ毛先まで真っ直ぐなサラサラストレート」というのは、少し違和感があります。

とはいえ結局は、自分の好みの問題です。サラサラストレートが心から好きでそれをキープしたいというのであれば、何歳になっても全然OKです。

でも特にそういうこだわりがあるわけではないのに「なんとなくストレートでサラサラヘアの方がいい」といった世間一般的な感覚で続けているのは違うのかなと提案をしています。

メンテナンスが面倒でそろそろやめたいなと考えているなら、思い切ってやめてしまうのも一つの選択です。

縮毛矯正をやめるときの基本的な4つのポイント

次に縮毛矯正をやめる場合に知っておきたい、基本的なポイントを4項目に分けて解説していきます。

縮毛矯正をやめることに決めた方はもちろん、まだ迷っている方もぜひ参考にしてください。

①完璧に卒業するまでには時間がかかるので根気よく

やめると決めたからといって、すぐに卒業できるわけではありません。

何故かというと、完璧に卒業するには髪全体が「縮毛矯正をかけていない髪」にならないといけないからです。ちなみにそうなるまでには、1年から2年くらいはかかります。

なので、焦らずに根気よくいきましょう!

地毛と段差ができてしまっている状態

↑ちなみに完全に卒業するまでの間は、どうしてもこういう状態になります。

縮毛矯正をかけている部分とかけていない根元の部分があるので、何だか不自然な感じですよね。

なので縮毛矯正をやめる場合は、一度バッサリとカットしてしまうことをおすすめします!短い方がこういう不自然な感じが気になりにくいからです。

とはいえ完璧に卒業できるまではどうしてもナチュラルなデザインにはならないので、毎朝のスタイリングで誤魔化すことも重要になります。おすすめなのは、縮毛矯正によってストレートになっている毛先の部分をコテで巻くことです。そうすることで地毛の癖がある部分と馴染ませるんですね。コテは使い慣れないうちは難しく感じるかもしれませんが、毛先を軽く巻くくらいなら、練習すればすぐにできるようになりますよ。慣れが大事です。少しずつで良いので、コテの使い方を練習していきましょう!

▼こちらの記事もぜひ参考にしてくださいね

40代からのお悩み「縮毛矯正をやめたい」どうしたらやめることができる?

②伸びてきた地毛部分をできるだけ傷ませないように気を付ける

伸びてきた素の状態の髪をできるだけ傷ませないようにすることも大事です。そうすることで、きれいに伸ばすことができるからですね。

傷ませないようにするために気を付けるべきことは色々あります。以下に箇条書きしますね。

  • ホームケアをしっかりする
  • 正しく髪を乾かす(ドライヤーを近づけすぎない・濡れたままで寝ない等)
  • コテやアイロンは高温にしすぎない(140℃くらいの低温がおすすめ)
  • ブリーチをしない(染める場合はダーク系がおすすめ)
  • 一度縮毛矯正をやめると決めたら完了するまでパーマや縮毛矯正は絶対かけないようにする

とりあえずこれらは基本になりますので、気を付けるようにしましょう!

③サロンケアよりホームケアを充実させる

髪をできるだけ傷ませないことが大事だというと「じゃあサロントリートメントしないと!」と思う方がいるかもしれませんが、ちょっと待ってください!

サロントリートメントや髪質改善などの美容院でのケアは、無理にやらなくてもOKです。

「髪質改善」「髪質改善トリートメント」といった名前のメニューは、実体は縮毛矯正に近いものだというケースがあるからです。

せっかく卒業しようと頑張っているときにかけてしまったら、努力が水の泡になってしまいますよ。

また髪質改善以外のサロントリートメントも、基本的にはする必要ありません。

ホームケアを正しく行えば十分だからです。

サロントリートメントにお金をかけるくらいなら、ホームケアアイテムを充実させましょう。

自分に合っているシャンプーとトリートメント(orコンディショナー)、そしてアウトバストリートメントがあればOKです。

特に癖がある方は髪のパサつきが出やすいので、アウトバストリートメントはしっかり使うようにしましょう。

くせ毛の方におすすめしたいのは、保湿力が高いタイプのワックスです。

プリュムワックス」はアウトバスケアにもスタイリングにも使えます。

このワックスは保湿力が高い上にスタイリング力もしっかりとあるので、くせ毛の方にぴったりなんです。

縮毛矯正卒業までの間も、その後もしっかり活躍するアイテムなので、気になる方はひぜ使ってみてください。

④髪質を活かしたヘアスタイルを楽しむ

縮毛矯正をやめることになったら、髪質を活かしたヘアスタイルを存分に楽しみましょう!

癖がある方の中には「縮毛矯正をしないと素敵な髪型にはならないのでは?」と思ってしまう方もいるようですが、全然そんなことはないです。

このサイトでも繰り返しご紹介しているように、癖を活かしたおしゃれなヘアスタイルはたくさんあるんです。せっかくなら、自分の髪を活かした髪型を楽しみましょう。そして自分の髪をもっと好きになってほしいです。

まとめ

今回は縮毛矯正をやめる最適なタイミングと、やめるときに気を付けるべき最低限のポイントを解説しました。

最後に、今回の内容を簡潔にまとめます。

  • 縮毛矯正をやめる最適なタイミングは「自分がやめたいと思ったとき」
  • 年齢だと40代以降はやめることをおすすめする(ただしどうしてもやめたくないなら無理にやめなくてもOK)
  • 完璧に卒業するまでには1~2年ほどかかるので根気よく取り組むことが大事
  • 伸びてきた部分の髪が傷まないようにセルフメンテナンスをしたり正しく扱ったりすることも重要
  • サロンケアよりホームケアを充実させるのが良い
  • 癖のある髪質を活かしたヘアスタイルを楽しもう!

今回は、これで以上となります。少しでも参考になれば幸いです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!