根元や髪の内側など「部分的な癖」に悩んでいる方はいませんか?
「くせ毛」というと髪全体がうねっていたりチリチリしていたりするイメージがあるかもしれません。
でも実際は全体に癖があるケースだけでなく、根本のみや内側のみに癖があることもあるんです。髪質は人それぞれ違うものなので、癖の感じも人によってかなり違いがあるんですよ。
今回は意外と扱いが難しい、部分的に癖がある髪質の方に似合うヘアスタイルを解説します!
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根元の癖ってどんなもの?
根元のくせ毛というのは、文字通り「髪の根元部分がうねっている髪質」のことですね。
特に耳のあたりや前髪、髪の内側に癖が出る方が多いです。
全体的にうねうねしていたりチリチリしていたりするわけではないので、場合によってはストレートヘアっぽく見えることもあります。
このタイプの髪は、根元が浮いてポコッとしたシルエットになりやすかったり、前髪が決まりにくかったりするという特徴がありますね。また根元が浮くことによって必要以上にボリュームが出てしまうこともあります。見た目よりも、扱いが難しい髪質なんですよ。
それに根元の癖というのは、縮毛矯正で抑えるのも結構大変です。何故かというと髪が伸びてくるとすぐにうねってしまうから(根本に癖があるので当たり前といえば当たり前ですね)。こまめにかけなおさないといけなくなるので、お金やダメージも気になります。
癖がある髪質であっても、後々のことを考えると、すぐには縮毛矯正はしない方が良いですね。
自分の髪質を活かしたヘアスタイルにした方が扱いが楽な上に、時間もお金も節約することができるからです。
▼縮毛矯正に関してはこちらの記事で詳しく解説していますのでぜひ読んでみてください!
根元の癖が気になる方にはショートヘアがおすすめ
根元に癖がある方には、ショートヘアがおすすめです。
基本的に癖がある髪質の方には、短めのヘアスタイルが良いですね。その方が髪のハネやうねりを活かしやすいですし、スタイリングも簡単になるからです。
具体的にどのような髪型がおすすめなのかは、お客様のbefore&after写真でご紹介していきます!
浮きやすい髪質をあえて活かしたふんわりショート
↑こちらの方は根元に癖があり浮きやすいので、それを抑えるために重めの髪型にしていました。
広がったり浮いたりしやすい髪質の場合、あえて重めにカットしている方が結構多いです。
でも髪が浮きやすいタイプの方が重めのスタイルにしてしまうとボリュームが出すぎてしまって、ヘルメットみたいになることがあるんです。そうすると野暮ったくなりますし、頭も大きく見えてしまいます。またブローをしたりアイロンでセットしたりしなくてはならないので、スタイリングも面倒です。
そこで浮きやすい髪質を活かすように、ふわっとしたニュアンス感たっぷりのショートにカットしました。元々のうねりもおしゃれに見えますよね!
こういう軽やかなショートヘアは、毛量が多めの方にもおすすめです。
襟足の根元が浮きやすい方におすすめのショート
↑こちらの方は襟足の髪の毛の根元に癖があって、浮いたりハネたりしやすい状態でした。
そこで襟足を軽め&長めにしたショートヘアに。こんな風に襟足を少し長めにしてあげると、癖が気になりにくくなりますよ。
「襟足がハネるから、ギリギリ指でつまめるくらいの長さにしている」という方もいますが、中途半端な長さにしてしまうと、逆にハネてしまうんですよ。それなら思い切って長めに残した方が良いです。中途半端だったり短すぎてしまうとオシャレな感じは出ません。
また襟足長めのショートヘアは骨格や顔型(丸顔やハチ張りなど)をカバーしやすいというメリットもあるので、顔型にコンプレックスがある方にもおすすめです。
根元や内側の髪がうねる方におすすめのショートヘア
↑髪の根元部分や内側に癖があってうねりやすい方には、こんなスタイルも良いですよ。軽くしすぎてはいけません。
根元や内側が大きくうねるような髪質だと、どうしても余計なボリュームが出たりゴワゴワしたりしがちです。
ですがショートヘアにすれば、後ろにボリュームがあっても丸みのある可愛らしいスタイルに見せることができるんです!
長いと広がって扱いにくい髪も、短くすることでおしゃれになります。広がりやすい髪も、ふわっと自然なボリュームにつながるので素敵に見えますよね。
こういうショートヘアは、部分的に癖がある方にはもちろん、毛量が多いタイプの方にもおすすめです。
小顔効果も期待できるひし形シルエットのショートボブ
↑部分的に癖がある方には、ショートボブも良いですね。ショートボブにする場合は、ひし形シルエットを意識したデザインにすると良いです。
ひし形シルエットのヘアスタイルは頭の形がきれいに見えたり、小顔に見えたりする効果もあるんですよ!
また40代以上の大人の女性には、後頭部の少し高い位置にボリュームがでるようなスタイルにするのもおすすめです。高さをしっかり出すことによって、たるみが目立ちにくくなるからです。どうしても加齢と共にたるみやフェイスラインの崩れなどが気になってくるかと思いますので、ヘアスタイルで目立たなくしていきましょう!
さらに高さを出した髪型は、猫っ毛などでトップがペタンとしやすい方や、薄毛が気になる方にもおすすめですよ。
根元に癖がある場合前髪はどうするべき?
髪の根元に癖がある場合、前髪をどのようにすべきか迷うと思います。
個人差はありますが根元がうねっていたりすると、どうしても前髪が浮いたりしやすいんですよね。毎朝前髪のセットに苦労している方もいるのではないでしょうか。また「根本が浮いてしまうから」と前髪を作るのをあきらめている方もいるかもしれませんね。
確かに前髪はつむじの位置や生え癖などによって、作るのが難しい場合もあります。
癖の感じによってどのような前髪にするのがベストかは変わってきますし、分け目を変えることで前髪が落ち着くこともあります。また前髪の内側にうねりがある場合、うねっていない外側の髪をかぶせることによって、うまくカバーできることもありますね。
人それぞれなので、美容師にしっかりと相談することが大事ですよ。自分の髪質を一番きれいに見せられるスタイルを作りましょう。
↑ちなみに前髪を作るのであれば、こういう感じの斜め前髪がおすすめです。
大人の女性の場合、重め&厚めの前髪やぱっつん前髪にしてしまうと個性的な感じになりすぎてしまうので、適度に梳いて軽くしましょう。
また長さは目に少しかかるくらいにすると、エレガントに見えますよ。さらに自然な小顔効果も得られる前髪デザインです。
まとめ
今回の内容を簡潔にまとめると、以下のようになります。
- 根元の癖が気になる方にはショートヘアがおすすめ
- 毛量が多い場合や根元の癖のせいで広がりやすい場合は、重めにして抑えるのではなくあえて軽くして動きを出したヘアスタイルにすると◎
- 襟足の髪に癖があってうねったりハネたりしやすい場合は、襟足長めのショートにすると良い
- 小顔効果が欲しい&たるみが気になるなら、ひし形シルエットのショートボブもおすすめ
- 前髪はつむじの位置や癖の感じによっては作りにくいこともあるがケースバイケースなので美容師に相談を
今回はこれで以上となります。少しでも、部分的な髪の癖で悩んでいる方の参考になれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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