「頭皮の乾燥」5つの原因と正しい対策&おすすめ成分を美容師が解説

この記事では『頭皮が乾燥する5つの原因と対策』を解説してきたいと思います。

意外なことが頭皮の原因になっていることもあるんです。

心当たりはありませんか?頭皮の乾燥による3つの症状

あなたの頭皮には、以下のような症状が出ていませんか?

もしも、当てはまる項目があれば、頭皮が乾燥している証拠です。

一緒にチェックしていきましょう。

1.フケが目立つようになる

頭皮が乾燥すると、パラパラとした乾性フケが出る人が多いです。

そもそもフケは、頭皮の老廃物や古い角質が剥がれ落ちたものなので、珍しいものではありません。

しかし、ターンオーバーが乱れて乾燥が進んだ頭皮からは、たくさんのカサカサしたフケが出るようになります。

見た目の問題もありますし、清潔感といった意味でも気にされている女性は多いでしょう。

また、頭皮の水分量と油分量がアンバランスになると、頭皮を守るために大量の皮脂が分泌されることもあります。

この場合には、ベタベタした脂性フケが増加するケースもあるので注意が必要です。

2.かゆみが生じる

乾燥した頭皮は、お肌のバリア機能が低下しています。

顔の皮膚と同じように、皮むけしたり粉ふき状態になっている頭皮は、さまざまな刺激に弱くなってしまうんです。

かゆいからといって、頭皮をボリボリ掻いてしまうと余計にバリア機能が破壊されてしまいます。

掻いたときに傷などができると、そこから炎症を起こすケースも多いので注意しましょう。

もちろん「気持ちいいから」といって、強めの力で頭皮をブラッシングするのも厳禁です。

3.抜け毛が増加する

頭皮の乾燥を放置していると、フケの増加や頭皮の炎症によって『抜け毛』が増えることがあります。

これは、頭皮環境が悪くなることで、髪の毛根部分にダメージが加わるからです。

また、乾燥で頭皮の柔軟性が低下すると、毛穴が一緒に硬くなってしまうケースも珍しくありません。

硬い毛穴からは健やかな髪が生えにくいので、最悪の場合には薄毛の原因にも繋がることも。

頭皮の乾燥は、早めに正しく対策するようにしましょう。

頭皮が乾燥する5つの原因&正しい対策

「頭皮の乾燥をなんとかしたい」

「乾燥からくるフケ、かゆみの症状が気になる…」

このような方へ向けて、頭皮が乾燥する5つの原因と対策を一つひとつ解説していきます。

原因1.シャンプー・トリートメントが合っていない

頭皮が乾燥してしまう人の多くは、シャンプー&トリートメントが肌の状態や皮脂の量が合っていないことが原因。

ほとんどの人が、このタイプに当てはまると言っても過言ではないでしょう。

それほど、シャンプーやトリートメントの成分は頭皮に大きな影響を与えるということです。

シャンプーの洗浄力は、強すぎても弱すぎてもダメ!

強力な界面活性剤が多く含まれているシャンプーは、強い洗浄力によって『頭皮に必要な皮脂』まで根こそぎ洗い流してしまいます。

その結果、頭皮が極端な乾燥状態に。

バリア機能が弱くなり、乾燥や炎症などの悪循環を起こしやすくなります。

合うシャンプーの見つけ方と対策

皮脂の分泌量が少ないことで乾燥する方は、マイルドな洗浄力のシャンプーに変えましょう。

はるか
マイルドなシャンプーって?成分を見てもわからないです・・・。
編集部
大丈夫です。一般の方でもわかるように解説します。

以下に洗浄力の強弱をまとめ

洗浄力&刺激

成分名&特徴

<成分名>

  • ラウリル硫酸Na
  • オレフォンスルフォン酸Na
  • ラウレス硫酸Na
  • 石けん/カリウム石鹸

<特徴>

洗浄力が強く、肌の刺激になるため乾燥肌の方はご注意

<成分名>

  • スルホコハク酸ラウレス2Na
  • ココイルメチルタウリンNa
  • ラウレス-4カルボン酸Na

<特徴>

低刺激&高めの洗浄力を持っているため、迷ったらコレがお勧め!

<成分名>

  • コカミドプロピルベタイン
  • ココイルグルタミン酸Na
  • ココアンホ酢酸Na
  • ラウロイルメチルアラニンNa

<特徴>

とても低刺激なので、乾燥悩みにぴったり

※個人の意見につき、成分の効果を100%保証するものではありません。
編集部

ご参考までに!

成分はシャンプーの裏側に記載されています。

洗浄成分以外にも、シャンプーやトリートメントに含まれている成分に対し、軽いアレルギーを起こす方も少なくありません。

この場合にも、頭皮の乾燥やフケ、かゆみといった症状がみられます。

アレルギーとまではいかなくても、その製品がお肌に合っていない可能性もあるので注意しましょう。

お肌に合う合わないは、シャンプーの値段に関係ありません。

夏には調子が良かったシャンプーでも、空気が乾燥しやすい秋・冬には合わなくなってしまうケースも多いです。

「私には、このシャンプーが合っている」と思い込まず、頭皮や髪の状態を確認しながら定期的に見直す必要があります。

原因2.洗いすぎ・間違ったシャンプー方法

「頭皮には汚れがたくさんあるから、しっかりと洗って落とさないといけない」と勘違いしていませんか?

実は、皮脂は落としすぎてはいけません。

頭皮の乾燥が気になる方は、シャンプーの回数方法を見直していきましょう。

洗いすぎは、頭皮に必要な皮脂を奪ってしまい、地肌をカサカサにしてしまうんです。

ちなみに、朝と夜の2回洗っている人は、『洗いすぎ』といわれています

洗いすぎ・間違ったシャンプー方法の対策

シャンプーを使った洗髪は、1日1回で十分です。

寝癖直しのために「朝シャンプー」している方は『お湯だけ洗い』に変えるとよいでしょう。

そして、お湯の温度は38℃がおすすめ。

なぜなら、高い温度は潤いを保つために必要な皮脂を落としすぎるからです。

また、シャンプーは髪を洗浄する目的で作られています。

「フケを少しでもなくしたい」という一心で、頭皮をゴシゴシ擦り洗いしてしまう方が結構いますが、これはNG。

あまり知られていませんが、頭皮の汚れは、シャワーのお湯での『予洗い』で十分キレイにできます。

シャンプー前には最低でも3分、できれば5分ほど時間をかけて、お湯洗いを丁寧に行っていきましょう。

もちろん、このときも爪を立てるのではなく、指の腹でモミ洗いがおすすめ。

シャンプー・トリートメント後には、頭皮にすすぎ残しがないよう、丁寧に流すことも重要です。

原因3.カラーやパーマ液の薬品による

サロンではカラーやパーマの際、基本的にはカラー剤やパーマ液が頭皮につかないように施術します。

しかし、洗い流す際にはどうしても付着してしまうんです。

これらの薬液は強い化学物質なので、人によっては頭皮にトラブルが出ることも。

炎症が治癒していく過程で、頭皮がカサカサと乾燥状態になるケースも少なくありません。

特に、敏感肌さんやアレルギーのある方などは、注意が必要です。

カラー剤やパーマ剤による頭皮乾燥の対策

一度トラブルが出てしまった薬液は、使わないようにすることが大事です。

また、施術中に少しでも違和感やかゆみ、痛みなどを感じた場合には決して我慢せず、すぐに担当の美容師さんへ伝えるようにしましょう。

当然ではありますが、頭皮に炎症やトラブルが出ている場合には、薬液を使用した施術は避けておいた方が良いですね。

原因4.紫外線の影響(日焼け)

頭皮の乾燥が起こる4つ目の原因は、紫外線(日焼け)です。

日焼けするとお肌がカサカサになったり、酷いと皮がむけてしまったりしますよね。

顔の皮膚も、紫外線に当たることによって乾燥しやすくなることが広く知られています。

頭皮も同様、紫外線の影響を受けて乾燥しやすい部位です。

特に分け目つむじ付近は、頭皮に紫外線が直接当たりやすいので要注意。

普段の何気ない日常生活のなかでも、知らず知らずのうちに多くの紫外線ダメージを受けているものです。

紫外線対策

帽子や日傘で紫外線から頭皮を守ること。

その他、髪の毛の分け目を定期的に変えるなどの方法も有効です。

原因5.頭皮の触りすぎ

フケが気になってパラパラ落とすために、頭皮を触りすぎていませんか?

または、シャンプー時にフケをきれいに洗い流そうと、無意識でゴシゴシ擦るクセがあったり。

このような『頭皮の触りすぎ』は乾燥を悪化させる大きな原因になるため、絶対にNGです。

シャンプー方法でもお伝えしましたが、頭皮を擦る刺激は『バリア機能』を低下させる大きな要因になります。

カサカサした部分やカサブタなどは、どうしても気になってしまうものです。

しかし、触れば触るほど頭皮の状態は悪化していきます。

髪で隠れている分、「どうせ見えないし」と油断してイジりたくなってしまう気持ちもわかりますが、顔のお肌と同様『触りすぎ』は絶対にいいことがありません。

落ち着くまでは、そっとしておく心の強さを持ちましょう!

頭皮の乾燥対策まとめ

  • シャンプーは『アミノ酸系シャンプー』に変える
  • お湯の温度は38℃。爪ゴシゴシ洗うのではなく、指の腹で優しくモミ洗いをする
  • シャンプーの回数は1日1回。どうしても洗いたい場合は「お湯だけ洗い」に変える
  • 帽子や日傘で紫外線から頭皮を守る

では、以下では「やってはいけない乾燥対策」についてご紹介します。

間違った、対策は乾燥を悪化させてしまうため、ぜひお読みください。

間違った乾燥対策

ここでは、良くある『間違った乾燥対策』についてお話をしていきます。

しっとり系のシャンプーで乾燥が治る!?

頭皮が乾燥する人のなかには、「しっとり系のシャンプーを使えば、カサカサが治るかも!?」と考える方いるはず。

しかし、そもそもシャンプーは髪を洗浄するもので、頭皮を保湿するものではありません。

特に、しっとり系のシャンプーやトリートメントには、多くのシリコーンが含まれていることが少なくありません。

シリコーンは、髪をコーティングする役割がありますが、頭皮についてしまうと膜のような感じで皮膚を覆うことになってしまいます。

同時に、シャンプーなどに含まれている成分が頭皮に付着したままになりやすく、バリア機能の低下している状態では逆に刺激となってしまうケースが多いです。

その結果、かゆみや炎症が悪化することも。

また、良かれと思って『頭皮にヘアオイルを揉み込むこと』もNGです。

ヘアオイルには髪の補修成分や保湿成分が配合されていますが、頭皮に使用する前提では作られていません。

こちらも、頭皮へのダメージや乾燥悪化に繋がる恐れがあるため、間違った使い方は避けましょう。

ドライヤーを使わないで自然乾燥はNG

「ドライヤーで髪を乾かすと乾燥してしまうから」と、自然乾燥していませんか?

もちろん自然乾燥も、頭皮のことを考えると良くありません。

頭皮の湿度が高いまま放置することになり、雑菌が繁殖しやすい環境を作ってしまいます。

すると、かゆみが出やすくなり、無意識にポリポリ掻いてしまったりして…余計に頭皮が荒れる原因に!

乾燥を悪化させてしまう原因になるので、シャンプー後にはしっかりとドライヤーで髪を乾かすようにしましょう。

ドライヤーは頭皮から20~30センチほど離して使用してください。

 

特に髪がパサつきやすい方の場合は、頭皮を中心に優しく乾かしてあげて、髪は過乾燥しないよう注意しましょう。

編集部
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健やかな頭皮&髪へ導く!美容師開発シャンプー・トリートメント

 

頭皮の保水力は、年齢とともに減少することがわかっており、毎日のシャンプーでしっかり『うるおい補給』してあげなければなりません。

プリュムシャンプーには、通常のヒアルロン酸と比べ、およそ2倍もの保水力を持つ『加水分解ヒアルロン酸』を配合。

乾燥しがちな髪と頭皮に働きかけ、健やかなうるおいを与えます。

また、洗浄成分には髪にも頭皮も優しい『界面活性剤』を厳選して使用。

こだわった洗浄成分

ココイルグルタミン酸は、必須アミノ酸の一種。

低刺激でマイルドな洗浄成分なので、頭皮の乾燥でお悩みの方にも最適です。

その他、赤ちゃん用シャンプーにも使用される『コカミドプロピルベタイン』。

低刺激なのにしっかりとした泡立ちと洗浄力を持つ『スルホコハク酸ラウレス2Na』をバランスよく配合しています。

 

お肌にも優しい成分配合にこだわってお作りしているので、敏感肌さんや乾燥肌さんにも安心してお使いいただけるのもポイントです。

髪の補修成分としては、高品質なヘマチン・ケラチンを配合。

蓄積したダメージを修復しながら、白髪や抜け毛の予防にも働きかけてくれる優秀な成分です。

プリュムシャンプー&トリートメントを実際に使用したお客様からは、このような嬉しい口コミや感想をいただいています。

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おわりに

頭皮の乾燥は、さまざまな原因で生じるものです。

しかし、その多くは『合わないシャンプーを使っていること』と『シャンプー方法が間違っていること』に気づき、そして正しい対策をすれば改善されるものです。

気温が低くなり空気がカラカラになる季節には、頭皮の乾燥も悪化する傾向があります。

この機会にぜひ、あなたもお使いのシャンプーと洗髪方法を見直してみてはいかがでしょうか。

それでは。今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました!