髪質や毛量が人それぞれ異なっているように、髪の生え方も人によって違います。生え癖がある場合はまとまりにくかったり、ハネたりするので、ショートにする場合は特にセットが大変ですよね。
お客様によっては毛が多い、あるいは襟足部分が広範囲に生えているため、ショートにすることが不安になる方もいます。
今回は襟足の髪が上向きに生えているタイプの方に向けて、おすすめのヘアスタイルやデザインを決める上でのポイントなどを写真つきで解説していきます。
襟足に生え癖があると毛先がハネてしまったり浮いてしまったりしやすいので、髪型に悩んでいる方が多いと思います。
でも生え癖があっても、スタイリングがしやすい髪型を作ることは可能ですから、安心してくださいね!
今回はくせ毛を抑えるスタイリング剤「プリュムワックス」を使います
(ヘアバーム ソフト)60g
3,500円(税込)〜
プリュムワックスは肌に優しい成分でできていて、襟足や肌に近い部分の髪のボリュームダウンに適したスタイリング剤です。
スタイリング剤といっても、ヘアトリートメント成分でできているので、ヘアセットしながらヘアケアができる優れモノです。
「襟足の生え方が上向き」ってどういう状態?
後ろ姿は写真に撮ったりしないと自分で見ることができないので、自分ではどんな感じで襟足の髪が生えているのか分からないですよね。
可能であれば、自分はどのように襟足が生えているのかを美容師さんに聞いてみるとよいでしょう。
そのほか、自分でスマホで写真を撮ってみて確認するのも良いでしょう。
では、「襟足の生え方が上向きの髪とはどういう状態なのか?」写真をお見せします。
↑こういう感じです。襟足の髪がぴょんと上向きになっているのがわかりますよね。
こういう生え癖があると、襟足部分の髪の毛が浮いてしまったりハネてしまったりしやすいです。ショートにするのが難しいタイプといえます。
このような理由から、襟足に生え癖がある方の中には、髪の重さで浮きやハネなどを抑えるために、あえて重めで長めのデザインにしている方も多いと思います。でも襟足を重くしたデザインは何だか垢抜けない印象になってしまいますし、ゴワゴワしやすいので、あまりおすすめできません。
勇気がいるかもしれませんが、思い切って軽くしてみましょう。
↑こんな感じですね。
短くしすぎないことがポイントです。ハネるデザインを楽しむことです。
襟足の生え癖を活かして、あえてハネるデザインの髪型にしています。ハネていますが、おしゃれに見えますよね。
毛先がハネるのが気になる方は多いと思いますが、別にハネること自体は悪くないんですよ。ハネても素敵に見えるスタイルにしてしまえば良いんです。ハネることを前提としていない髪型にしているから、ハネると気になるし変に見えてしまったりするんですね。
もちろん生え方によっては、ハネさせないデザインの方が良いケースもあります。また襟足を長めに残した方が良い場合もあれば、短めにした方がすっきり見えることもあります。どういうデザインにした方が良いかは、人それぞれです。なのでしっかりと美容師に相談して、自分の襟足の生え方に合ったデザインにすることが大事ですよ。
(美容師とのコミュニケーションはかなり重要です)
▼襟足がハネやすい方はぜひこちらの記事も読んで参考にしてみてください
襟足の生え方が上向きの方におすすめの髪型
それでは襟足の生え方が上向きで、襟足が浮いたりハネたりしやすい方におすすめの髪型を写真でご紹介していきます。
襟足がハネやすい方におすすめのショートヘア
↑こちらの女性は生え癖が襟足にあって、ぴょんとハネてしまっています。生え方がやや上向きだと、毛先が外側に向かってこのようにハネてしまいがちです。
同じ上向きでも短くすることで、ハネてしまうのを落ち着かせることができる場合もあります。afterだけを見たら、襟足に癖があるなんてわからないですよね。
このように襟足の髪を短くすると癖が目立たないタイプの方は、思い切ってショートにすることをおすすめします。
今まで髪を長めにしていた方だと、ショートにするのは勇気がいるかもしれません。また「ショートにしたら余計に襟足がハネたり浮いたりしてしまうんじゃないの?」と心配にもなりますよね。
でも大丈夫ですよ。むしろ短くしてしまった方が髪の癖は活かしやすいんです。襟足に生え癖がある方はもちろん、全体的にうねるような癖がある方やチリチリするくせ毛(縮毛)の方も、ショートにした方がおしゃれに見えますしセットも楽になります。
ちなみに「ショートにすると男性っぽく見えそうで、なかなかチャレンジできない」という方もいるかもしれませんが、それはデザインで解決できます。具体的には、サイドの髪を長めに残すと良いです。上の写真の方も、襟足はすっきりさせていますがサイドの髪は長めになっていますよね。サイドを長めにすると女性らしい印象のショートヘアになるんですよ。
生え癖がある上に量も多い方は全体的にすっきりさせよう
↑襟足に生え癖がある上に毛量も多いと、beforeのようにゴワゴワしてしまいます。このままだと重いので、しっかり軽くしていきましょう!
afterは襟足の癖を活かして、ニュアンス感を出しました。こういう襟足が軽いデザインならうねったりハネたりしてもおしゃれです。
さらにトップをふわっとさせているところもポイント。全体的に量が多かったので毛量をしっかり調節しつつ、トップはペタンとしないようにデザインしています。
ふんわりとしたエアリーで立体的なスタイルは、小顔効果も得られるのでおすすめですよ!
重めに切ることで浮きは目立ちにくいかもしれませんが、おばさんっぽくなってしまうので注意しましょう。
襟足は重めよりも軽めがGOOD
↑こちらの方も襟足が重たいデザインだったので、野暮ったく見えてしまっていました。長さを変えないで軽くしただけです。
そこで襟足の髪の量を調節し、軽やかなスタイルに。長さはほとんど変えていませんが、デザインを変えるだけで全然違った印象になっていますよね。
また適度に束感を作っているところもポイントです。これはスタイリングのときに、少量ワックスをつけた指で毛束を作る感じで髪に馴染ませれば簡単にできますので、ショートやショートボブなど短めのヘアスタイルにしている方はぜひやってみてください。ちょっと束っぽさを作るだけでも、ぐっとおしゃれなスタイルになりますよ!
(ヘアバーム ソフト)60g
3,500円(税込)〜
↑サロンで使っている、くせ毛のための「プリュムワックス」です。
べたついたりパリパリになったりしないのにスタイリング力が高いワックスなので、髪に癖がある方のスタイリングに向いています。
ショートヘアは朝髪をセットするときに、ワックスなどをスタイリング剤を使った方が絶対に良いですよ。その方が束感が出て、こなれた雰囲気になるからです。時間がないときはワックスを両手に伸ばして、髪全体をクシャクシャするような感じで馴染ませるだけでもOKです。単にワックスをつけるだけでも、何もつけないのとでは全然印象が違ってきます。
さらにワックスなどのスタイリング剤を使うことは、パサつき解消にもつながるんです。くせ毛の場合髪が乾燥しやすいため、パサパサしたりゴワゴワしたりしますよね。でもワックスでコーティング(保湿)してあげれば、パサつきはかなり目立たなくなるんです。
髪がパサパサしているならワックスを使ってしっとりとしたツヤを出していきましょう!
まとめ
最後に内容をまとめておきます。
- 襟足の生え方が上向きだと浮いたりハネたりしやすいので思い切って「ハネやうねりを活かす」髪型にするのがおすすめ
- 重めのデザインだと垢抜けない印象になるので襟足の髪は軽くした方が良い
- 髪の癖は短いスタイルの方が活かしやすいのでショートやショートボブがおすすめ(サイドの髪を長めに残せばショートヘアでも女性らしい印象が作れる)
- スタイリングするときはワックスを使って毛先に束感を作るとよりおしゃれに見える
今回はこれで以上となります。少しでも参考になれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
アラフォー(気持ちは永遠の35歳)のはるか。くせ毛LOVEのwebライター。髪の毛に関する情報発信が専門。