「毛先がスカスカで広がってしまう」「ポニーテールなどまとめ髪にしたときに毛先が広がるのが気になる」そんな方に向けた毛先のスカスカ・広がり対策記事です!
こんにちは、原宿一人経営美容師のMAX戸来です。
毛先の広がりやスカスカ感にお悩みの方、多いですよね。でもその原因についてあまり理解していない方が多い印象なので、今回は「毛先が広がる&スカスカの原因」を解説します。
そしてその上で対策法をご紹介しますので、毛先のスカスカ感で悩んでいる方はぜひ参考にしてください!
毛先が「スカスカ」その原因は?
そもそもどうして毛先がスカスカになったり広がったりするのかを、まずは解説しますね。
毛先がスカスカになってしまっているのは、以下のようなものが原因です。
- 毛先を梳きすぎてしまっている
- 正しくカットされていない
- くせ毛でパサパサ広がりやすい
- 縮毛矯正やパーマなどの施術で使用される薬剤によるダメージ
- 普段の生活の中で起こる摩擦ダメージや熱ダメージ
まず毛先を梳きすぎたりバラバラになるようなカットをしていると、当然ですがスカスカしますし広がります。
ただ必ずしも悪いことではないんですよね。デザイン性を考慮して、あえて毛先を軽くするようなケースもあるからです。まとまっていればおしゃれというわけでもないですしね。
また「毛先がスカスカになったり広がったりするのが怖くて髪を梳くことができない」という方が結構いますが、毛量が多いことでお悩みだったりするのであれば梳いた方が良いですよ。もちろん梳くとパサパサするし梳かない状態よりも広がりやすくはなります。でも正しく梳けば、そこまで変なことにはならないです。
それに量が多いのに全く梳かないと、俗にいう市松人形みたいな髪型になってしまいます。頭が大きく見えてしまうというデメリットもありますね。なので多少は梳いて量を調節しましょう。
ただそのときに毛先をたくさん梳かれてしまうとスカスカになりすぎてしまうので、その点は注意しないといけません。一番良いのは、技術だけではなくお客様の髪質とライフスタイル(普段どんなセットをするのか、できるのか?)をしっかり考えてくれる美容師さんに担当してもらうことです。
だからお客様のオーダーの仕方も重要となりますね。「量が多いので調節してほしいけど、毛先はスカスカにならないようにしてほしい」「量を減らして軽くしてほしい。でも巻かなくてもいい感じになるようにしてほしい」等々。自分の希望をしっかり伝えることと、担当の美容師とコミュニケーションをきちんととることって、かなり大事ですよ!
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それから髪が傷んでいる場合も、毛先が広がりやすくなりますしパサパサ・スカスカしますね。ダメージヘアだと枝毛や切れ毛が目立つことも多いです。
ダメージは、傷んでから対処するのではなく「未然に傷まないように防ぐこと」が基本的には大事です。傷む原因はドライヤーやコテの使用による熱ダメージや、ブラッシングなどによる摩擦ダメージ、そして縮毛矯正などの施術で使われる薬剤によるダメージなどがあります。
熱ダメージや摩擦ダメージなどは、多少受けてしまうのは仕方がないです。生活をしていたらドライヤーだって使いますし、髪が絡まったりなどによって摩擦も起こりますよね。でもしっかりホームケアをして髪をいたわってあげると、多少緩和させることができますよ。アウトバストリートメントを使ったり、品質の良いシャンプーを使ったりするようにしましょう。またできるだけ髪に負担がかからないよう、正しい乾かし方をすることも大事です。
また薬剤ダメージはかなり強烈なので、縮毛矯正やパーマはできればやらない方が良いですね。ちなみに僕の美容院には、現在縮毛矯正やパーマなどのメニューはありません。髪を傷ませてしまいますし、何より自分の髪を活かしたスタイルを楽しんでほしいからです。縮毛矯正やパーマをかけなくても、おしゃれで扱いやすいスタイルは作れます。もしどうしたら良いか分からないときは、ぜひ相談してください!
毛先のスカスカ&広がり対策方法
原因が分かったところで、毛先のスカスカや広がり対策方法を解説していきたいと思います。
方法①毛先をカットすることでまとまり感を出す
毛先のカットがおかしかったり梳きすぎてスカスカ・バラバラの状態になっているなら、正しくカットしてあげるだけで収まります。
またダメージで毛先の状態が悪くなっている場合(枝毛や切れ毛がたくさんできてしまっている等)も、カットが有効ですね。
↑このように揃えるような感じでカットすれば、スカスカになっていた毛先もこの通り。
たくさんカットする必要はありません。数センチでも、見た目やまとまり感がかなり変わりますよ。
ちなみにこのように毛先を揃えるようにカットしても、数か月経つと何故かまた毛先がバラバラになりますよね。あれは、髪の毛は一日にかなりの本数が抜け落ちるからです。それから摩擦ダメージ(タオルで髪を拭いたりブラッシングしたり結んだりするだけでも、摩擦で髪は多少傷みます)によって切れ毛などもできます。そうすると髪が均一に伸びないですよね。そのため、時間が経つと毛先がバラバラの状態になるんです。なので定期的に、毛先を揃えるようにカットしてあげると良いですよ。
↑ロングヘアもカットでこのように。髪が長いと毛先がパサパサになったりしやすいので、こまめに毛先をカットしましょう。
↑中途半端な長さだと余計にまとまりにくいので、まとまるショートやボブにしてしまうのもおすすめです!
特にくせ毛の方の場合毛先がスカスカしているとより一層扱いにくくなるので、まとまりやすいデザインのヘアスタイルにすると良いですよ。扱いがかなり楽になります。
方法②ワックスやオイルをつけてまとまりを出す
すぐにカットできない場合やくせ毛で広がってしまっている場合は、ワックスやオイルをつけてまとまり感を出すのもおすすめです。
特にパサつきやすい毛質の方は、お風呂上りやセットのときに保湿アイテムをしっかりつけましょう。髪をしっとりさせるだけでも、毛先がまとまりやすくなります。
↑beforeのように乾燥している髪も、プリュムワックスをつけることで、afterのようにつややかでまとまる状態に。
毛先もパサつきが目立たずしっとりしているのが写真でも分かるかと思います。
使っているMAXオリジナルのプリュムワックスは、くせ毛の方向けに開発したものですが、もちろんくせ毛ではない方も使えますよ。
保湿力とシンプルさにこだわって作っているワックスなので、毛先がスカスカ・パサパサになってしまっている方もぜひ使ってみてください。
↑ありがたい感想もたくさんいただいています。また口コミにもあるように、リップケアやスキンケアに使っても大丈夫です。
↑ワックスよりも軽い使用感のものが良い場合は、オイルもおすすめです。
パサパサして広がりやすい状態の髪も、プリュムヘアオイルを馴染ませることにより自然にしっとりとした質感に。手触りもなめらかになります。
プリュムヘアオイルはべた付かない軽い使い心地のオイルなので、猫っ毛の方など「重めのスタイリング剤を使用するとボリュームダウンしすぎてしまう」というお悩みを持っている方にもおすすめです。
↑ありがとうございます。この感想をくださった方のように「夜アウトバストリートメントとしてプリュムヘアオイルを使用し、朝セットのときにプリュムワックスを使う」と使い分けてもOKですよ。
まとめ
今回は髪の毛先がスカスカになったり広がったりしてしまう原因と対処法について解説しました。最後に内容を箇条書きでまとめます。
- 毛先がスカスカになったり広がる原因は「梳きすぎ」「カットが正しくない」「くせ毛」「薬剤ダメージ」「熱や摩擦ダメージ」等
- 毛先をスカスカにしないためには「上手い美容師に梳いたりカットしてもらう」「わかりやすくオーダーする」ことが大事
- 毛先がスカスカ&バラバラになっている場合は毛先を揃えるようにカットすることで解消できる
- ヘアオイルやヘアワックスを使って髪を保湿しまとまる状態にするのもおすすめ
今回はこれで以上となります。毛先のスカスカ感で悩んでいる方はぜひ参考にしてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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