「くせ毛でパサパサするのが気になるけど効果的な方法ってある?」「癖のある髪にはどんなヘアケアアイテムやスタイリング剤を使ったら良いの?」そんな疑問にお答えします!
今回はくせ毛の方にヘアケアアイテム兼スタイリングアイテムとしておすすめしたい、ヘアオイルについてお話します。
癖がある方にはヘアオイルが非常におすすめです。このことは、このサイトでも何度か書いているんですが、きっと読んでくださっている方の中には「ヘアオイルがおすすめなのは分かったけど、それは何故?」と思っている方もいると思います。なので今回はスタイリストが、どうしてヘアオイルが良いのかを専門的な内容を交えつつ分かりやすく解説していきます!
もちろん効果的な使い方もご紹介しますので、ヘアオイルの使い方が知りたい方も最後まで読んでいただけたらと思います。
ヘアオイルがくせ毛におすすめの理由
お風呂上りに使うヘアケアアイテム(アウトバストリートメント)には、かなり色々なものがありますよね。スタイリング剤(ワックスやミルク、ミストタイプなど)も同様です。
なので「別にヘアオイルじゃなくても、ヘアミルクやミストでもいいんじゃないの?」と思うかもしれません。もちろんミルクタイプやミストタイプにも利点は色々あります。なのでミルクやミストを使うのがNGというわけではありません。
でも、くせ毛さんにはミルクやミストは正直あまりおすすめできません。何故かというとミルクやミストが悪いのではなく、くせ毛をスタイリングするには相性が良くないんです。
ヘアミルクやヘアミストの多くは水分を含んでいるからです。
くせ毛を伸ばすスタイリングをする際に水分を含んでいるアイテムを使うのがダメな理由は、くせ毛は水分を含むと広がったりうねったりするからです。
↑これは髪の毛の構造を図解したものです。
髪の毛の大部分を占めているコルテックスが、湿気の影響をかなり受けやすいんです。ちなみにコルテックスはケラチンからできていて、髪の毛に弾力を出しています。
すこし専門的な用語を使って解説してしまうのですが、このコルテックスには水分を吸収しやすい「オルソコルテックス」と吸収しにくい「パラコルテックス」の2種類があります。直毛はこの2種類のコルテックスが均一に並んでいますがくせ毛の場合は不規則です。そのため髪が水に濡れたりすると「この部分はたくさん水分を吸収するけど、こっちの部分はあまり吸収しない」みたいな状態になり、その結果均一にふくらまずにうねるんです。
さらに表面のキューティクルがダメージなどで剥がれてしまっていても、湿気の影響を受けやすくなります。直毛でキューティクルもしっかりしている髪だと雨の日も広がりにくいしうねりにくいのは、先ほど説明した2種類のコルテックスが均一に並んでいる上に、コーティングの役割を担っているキューティクルが水分の侵入を防いでくれているからなんですよ。
このように髪の構造上、くせ毛は水分を含むと広がったりうねったりしやすくなります。そのためスタイリング剤やアウトバストリートメントは、水分を含まないものを使うのが望ましいんです。ヘアオイルは製品にもよりますが基本的に水分を含んでいません。なのでくせ毛に使っても余計にうねる心配がないですし、保湿力も高いためしっとりまとまります。
万能だから、スタイリング(ストレートアイロン、コテ巻き前・後など)のときにヘアオイルを使うのもおすすめです。特に雨が降っている日など湿度が高いときには、積極的に使ってもらいたいです。何故かというと、オイルで髪をコーティングすることによって髪が水分を吸収してしまうのを防ぐことができるからです。もちろん雨の日の広がりやごわつきを100%防げるわけではありませんが、使うのと使わないのとでは、全然違いますよ。ぜひ一度試してみてください!
くせ毛さん必見!ヘアオイルの使い方
くせ毛さんにヘアオイルがおすすめである理由はわかっていただけたでしょうか。
次に肝心な「使い方」を画像と動画で解説します。
スタイリング剤として使う方法
まずは朝ブリーする前に使用する方法を解説します。
↑使用するのはくせ毛用の「プリュムヘアオイル」です。このように癖があってパサパサしがちな髪もサラサラ&つるつるに!
5,800円(税込)〜
プリュムヘアオイルを使ったスタイリングの手順は以下の通りです。
- 根元から丁寧にブラッシングする
- 手櫛で梳くような感じでヘアオイル(ショート~ボブは半プッシュ/ミディアム~ロングはワンプッシュ)をつける
- ドライヤーの温風を当てながら手でブローするような感じで馴染ませていく(ドライヤーは上から下に向かって当てる)
- コーミングをする
これだけでも十分にきれいな髪に見えますが、癖がかなり強い場合やダメージ毛の場合は、この後に少量ワックスを足してもOKですよ。
ただ併用する場合は量に注意してください。たっぷり使ってしまったらさすがに髪がギトギトになりますよ。
併用するときにはヘアオイルは「適量よりやや少なめ」でワックスは「ほんのちょっと表面につける」で十分です。少な目から試してみて、足りなかったら追加するような感じで使用すると、失敗しにくくおすすめです。
アウトバストリートメントとして使う方法
次に、アウトバストリートメントとして使う場合の方法を解説します。
手順は以下の通りです。
- タオルドライをして水分をざっとオフしたらコーミング(毛先→中間→根本の順)する
- 再びタオルドライをしてヘアオイルを「毛先~中間」に馴染ませる(根本と地肌にはつけない)
- ドライヤーで乾かしてコーミングする
ドライヤー前に使うことによって、熱から髪を守る効果も期待できますよ!
ちなみにプリュムヘアオイルは髪の手触りと見た目を良くするためのアイテムで、ベタベタしない使用感が特徴となっています。
そのため、毛量が少なめで重いテクスチャのトリートメントやスタイリング剤を使ってしまうと髪がペタンとしたりつぶれてしまうタイプの方でも使いやすいはずです。
マカダミアナッツオイル・アボガドオイル・羊毛ケラチン・コラーゲン等々、保湿成分や補修成分がしっかり配合されているため、ダメージ毛の方もぜひ使ってみてください。もちろん防腐剤無添加・香料無添加・着色料無添加・アルコールフリーです。さらに使用後は手を洗わなくても大丈夫なので、指先の保湿にも活用してくださいね。
↓口コミもたくさんいただいているので実際の使用感や特徴がわからない方は読んでみてください
まとめ
今回はくせ毛の方向けに、ヘアオイルがおすすめである理由と効果的な使い方を解説しました。
最後に、内容を箇条書きでまとめておきます。
- くせ毛は水分を吸収すると余計にうねったり広がったりするので水分を含むヘアミストやヘアミルクはあまりおすすめできない
- ヘアオイルは水分を含まない上に表面をコーティングして髪が水分を吸収してしまうのを防ぐことができるのでヘアケア&スタリングに積極的に使ってほしい
- ヘアオイルはスタイリングに使ってもアウトバストリートメントとして使ってもOK(広がりやごわつきが気になる雨の日は特におすすめ)
- 癖が強い場合やダメージ毛の場合はオイルとワックスを併用するのもおすすめ
今回はこれで以上となります。少しでも参考になれば幸いです。
アラフォー(気持ちは永遠の35歳)のはるか。くせ毛LOVEのwebライター。髪の毛に関する情報発信が専門。