「くせ毛って一種類じゃないの?」「自分の癖の感じに合った髪型が知りたい!」そんな方必見の内容です。
「くせ毛」と言っても一種類ではなく、チリチリする縮毛やハネやうねりが気になる波状網など、色々なタイプがあります。
今回はくせ毛のタイプと、くせ毛の種類に合った髪型&ヘアケア方法を解説します。くせ毛の扱いに悩んでいる方や自分に合ったヘアスタイルが知りたいと思っている方は、ぜひ参考にしてください!
美容師解説!くせ毛の種類
まずはくせ毛の種類から解説します。
くせ毛は大きく4タイプに分けることができます。
- 縮毛
- 波状網
- 捻転毛
- 連珠毛
このように4つに種類を分けることができますが、髪の毛一本一本の太さや量、カラーやパーマなどのダメージ具合で状態やご提案のヘアスタイル、ヘアケアは変わってきますよ。
では以下で種類別の画像とそれぞれに合ったヘアケア法を解説していきます。
チリチリする縮毛
縮毛とは一本一本の髪の毛が縮れており、チリチリしているタイプです。
縮毛はチリチリしているためパサつきが気になりやすいですし、ごわごわしたり広がったりもしやすいです。一般的にくせ毛の種類で一番強いくせ毛です。
なので扱いやすくするために、縮毛矯正をかけている方が結構多いですね。ただ40代以降の女性からは髪が細くなる方もいらっしゃいます。縮毛矯正は伸びてきたらかけなおす必要がありますので、メンテナンスが大変です。
さらに白髪染めの頻度も頻繁になってしまうとお金も時間もかかりますし髪へのダメージも無視できないので、僕は大人の女性には基本的に縮毛矯正はおすすめしていません。
縮毛であっても髪の太さと毛量によっては活かして扱いやすくおしゃれなヘアスタイルにすることは可能ですので、髪のためにも縮毛矯正はせずに癖を活かしていくことをおすすめします。
▽参照
うねり&ハネが気になる波状網
波状網は大きくうねったりハネたりするタイプのくせ毛です。
癖の感じは人によって様々ですが、髪が大きく波打ってウェーブのようになっていたり、襟足が浮いたりハネたりしやすい方もいます。
ただヘアケアやセット法によってこのような髪質の方はツヤのある髪にすることは可能です。その方法については以下でご紹介をします。
波状網は細かくチリチリするようなタイプではないので、くせ毛の中では比較的扱いやすいです。またうねりを活かして、動きのあるヘアスタイルを作ることもできますよ。
捻転毛
捻転毛は、一本一本の髪の毛が捻じれているタイプ。
捻じれているため髪の毛が弱く、切れ毛などができやすいです。デリケートな髪質なので、パーマなどをかけるのは、あまりおすすめできません。
髪の毛が捻じれているためふわふわと広がりやすいところも特徴ですね。なので、あえてふんわり感を活かしたスタイルなどにすると、セットが楽な上に素敵に見せられます。
連珠毛
連珠毛は、数珠が複数連結しているような形状の、やや特殊なタイプのくせ毛です。
髪の毛がデコボコしているのが特徴ですね。
連珠毛もデリケートで切れ毛ができやすいので、パーマはかけない方が良いです。またヘアアイロンで強く伸ばしすぎるのも、切れ毛の原因になるので注意してくださいね。
連珠毛の場合は扱いが結構難しい髪質なので、セットが楽で切れ毛やパサつきが目立ちにくいショートヘアがおすすめです。
くせ毛の種類別おすすめの髪型
それでは、くせ毛の種類別におすすめの髪型をご紹介していきます。
チリチリする縮毛タイプにおすすめの髪型
まずは縮毛タイプの方におすすめの髪型を解説します。
チリチリする縮毛さんには、ショートヘアが断然おすすめです。
↑こちらのような癖を活かしたショートなら、チリチリする髪もきれいに見えます!
あまり髪を短くしたことがない方であっても、このくらいの長さならチャレンジしやすいのではないでしょうか?
またくせ毛さんの場合はセットも重要です。特にチリつきが強い縮毛の方は、スタイリング力が高くツヤも出るようなワックスを使って、セットしてください。
(おすすめのワックスは後程ご紹介します!)
↑毛量が多めの場合は、量をしっかり調節することも重要です。
「縮毛×多毛」だと、ボリュームが出すぎてしまいがち。なのでレイヤーを適度に入れて、ボリューミーになりすぎないようにすることが大切です。
ただし、梳きすぎには注意しましょう!
もちろん毛量を調節するためには、梳く必要がある場合がほとんどです。ですが梳きすぎてしまうと余計にパサパサしますし、広がりの原因にもなります。特に毛先の梳きすぎには気を付けてくださいね。
うねりやすい波状網タイプにおすすめの髪型
次に波状網タイプにおすすめの髪型をご紹介します。
波状網タイプの場合は、うねりを活かしてあげると扱いやすいです。
↑うねりによって襟足がハネてしまう方は、このように襟足をコンパクトなデザインにしたショートにしてみましょう。ハネにくくなり、適度なまとまり感も出ますよ!
またうねりを活かして、ペタンとしない動きのあるスタイルに仕上げているところもポイントです。
↑生え癖によって襟足がハネやすい方もいれば、浮きやすい方もいますよね。
襟足が浮いてしまいやすい方は、このようなボブスタイルにしてみてはいかがでしょうか。
写真だとわかりにくいかもしれませんが、髪を上からふわっとかぶせるようなデザインにしているので、襟足の浮きが気になりにくいんです。
またふんわり丸みのあるシルエットのヘアスタイルは、女性らしく上品に見える効果もあります。
捻転毛&連珠毛タイプにおすすめの髪型
捻転毛タイプ&連珠毛タイプの方には、レイヤーをしっかり入れたショートヘアが向いています。
捻転毛タイプと連珠毛タイプは髪がデリケートなので、できるだけアイロンやドライヤーを使わなくてもセットできる髪型にしましょう。
↑こちらのようなメリハリのあるショートヘアは、癖を活かしたい方に非常におすすめです。
襟足がハネることによって決まるデザインにしていますので、襟足がハネてしまいやすい方にも良いですよ。
さらにワックスをざっくり馴染ませるだけでセットが完了するスタイルでもあるので、毎朝のスタイリングがとても楽です!
くせ毛さん必見のヘアケア方法
パサパサしやすいくせ毛の方は、保湿重視のヘアケアを行ってください。
簡単にできて効果も実感しやすいおすすめの方法は、お風呂上りにアウトバストリートメントを使うことです。
特に「ドライヤー後の髪のパサつきが気になる」という方は、ぜひアウトバストリートメントを使ってみてください。保湿力が高いものを選ぶのもポイントです。
アウトバストリートメントを使うタイミングは、タオルドライ後です。ドライヤーの前に使用することで、ドライヤーの熱ダメージから髪を守ることもできます。
くせ毛の方にアウトバストリートメントとしておすすめしたいのが、プリュムワックスとプリュムヘアオイルです。
どちらもスタイリング剤としてもヘアケアアイテムとしても使うことができるものになります。両方とも保湿力が高くツヤがしっかり出るので、乾燥しやすい髪質の方にぴったりなんですよ。
↑こちらはプリュムワックスをつけた髪のbefore&afterです。
(ヘアバーム ソフト)60g
3,500円(税込)〜
しっとり感とツヤ感がプラスされているのがわかりますよね。
プリュムワックスはアウトバストリートメントとしてはもちろん、セット力が高いのでスタイリングにもおすすめです。癖のある髪もしっかりとまとめることができますので、ぜひ使ってみてください。
↑こちらはプリュムヘアオイルを使いました。
プリュムヘアオイルもスタイリングにも使えるアイテムですが、セット力はあまりないので、くせ毛さんのスタイリングにはあまりおすすめできません。
5,800円(税込)〜
なのでくせ毛の方がヘアオイルを使う場合は、アウトバストリートメントとしてお風呂上りのヘアケアに活用してくださいね。
ちなみに「アウトバストリートメントとしてプリュムヘアオイルを使用し、スタイリング剤としてプリュムワックスを使う」のように、使い分けていただくのもおすすめです。
9,300円(税込)〜
まとめ
今回はくせ毛の種類別に、おすすめの髪型&ヘアケア方法を解説しました。
最後に簡単に内容をまとめます。
- くせ毛には「縮毛・波状網・捻転毛・連珠毛」の4タイプがある
- 基本的に癖を活かしやすいショートヘアがおすすめ
- スタイリングの時にワックスを使うことも大事
- 癖のある髪はパサパサ乾燥しやすいのでアウトバストリートメント等でしっかり保湿をすることが重要
今回はこれで以上となります。少しでも、くせ毛さんの参考になれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
アラフォー(気持ちは永遠の35歳)のはるか。くせ毛LOVEのwebライター。髪の毛に関する情報発信が専門。