「梳かれすぎて髪がパサパサになってしまった」「梳かれすぎた髪を今すぐ何とかしたい!」そんなお悩みを解消するためにはどうしたらいいのか?
こんにちは、原宿一人経営美容師のMAX戸来です。
毛量が多い場合は多少梳いて調節する必要がありますが、だからといって梳きすぎはNGです。
なぜなら髪を梳ぎすぎてしまうとパサパサしたりハネやすくなったりしますし、広がってまとまらなくなってしまうからです。カット法によっては短い毛がピョンと表面に出てきてしまったりして、見た目も悪くなるため梳くようなカットには気を付けないといけません。
だから「髪を軽くしてほしいと言ったら梳かれすぎてしまった」という経験をしたことがある方は、オーダーの方法に気を付ける必要があるんですね。
注意すべき3つのカット、オーダー法
- 根元、中間を梳きすぎるカット
- 「できるだけ毛量を軽くしたいので梳いてください」というオーダー
- 動きを出したいから梳いてくださいというオーダー
以上少なくともこの3つには気を付けてくださいね。
そして今回は梳かれすぎてしまった場合に、髪が戻るまでにできる簡単な対処法を長さ別でご紹介します。自分で簡単にできる方法も解説するので、参考にしてくださいね!
梳かれすぎた場合の対処法【ミディアム~ロング向け】
まずはミディアム~ロングの方の対処方法を解説します。
結論から言うと、長さがある場合は梳かれすぎてスカスカになった「中間~毛先」部分をカットしてしまうのが一番確実でおすすめの方法です。美容院のオーダーでは「梳かれすぎた箇所を一切梳かないで整えてください」と言うと良いです。
数センチ切るだけでも変わります。毛先を揃えてあげるだけでも、大分広がりが抑えられてまとまりやすくなりますよ。
僕の美容院に初めていらっしゃるお客様の中にも、量が多いからと梳きすぎてしまって、毛先がスカスカになりすぎている方が少なからずいらっしゃいます。そういう場合は毛先を揃えるような感じでカットするんですが、少し切るだけでもかなり見た目がかわります。しかもスカスカだったときよりもまとまり、艶感がアップするので、扱いやすくもなり清潔感のある雰囲気になるんですよ。
なので、梳かれすぎてしまった場合は修正として毛先を少しカットしましょう。
長さをキープしたい場合は、様子を見つつ少しずつ切っていくようにすると良いですね。
↑全体カラーと毛先を整えるカットをして、仕上げはアイロンやブラシを使用せず乾かしただけ。
ただ切ればいいという問題ではないのですが、できるだけ長さを変えずに美しい髪の毛になることは可能です。
↑もちろんイメチェンしたい場合は、ロングからショートにバッサリカットもOKです!
上記のお客様の場合は毛量も多く、くせ毛で硬い髪質。ショートにしたくてもできずに毎日結んでいるような方でも上手に梳くことでショートヘアにすることも可能なんですね。けれど正しいカット法とセットの仕方を美容師さんにちゃんと教えてもらわないといけないので、大胆なイメチェンをする場合は信頼できる美容師さんにお願いをすることをお勧めします。
梳かれすぎた場合の対処法【ショート・ボブ向け】
次にショート&ボブの方向けの対処方法を解説します。
ショートやボブの方の場合、長さ的に毛先をバッサリカットするのは難しいですよね。なので、パサつきや広がりが目立ちにくいデザインにしましょう!
例えば毛先を梳きすぎてしまってハネてしまうなら、ハネを活かしたショートに。髪が広がって爆発したようになってしまうなら、ふわっとしたニュアンスのショートボブに。長さを変えることができなくても、デザインを変えることで梳かれすぎによる欠点を目立ちにくくすることは可能です。
↑このように長さをそこまで変えなくても、まとまる状態にできるんです。
もちろん梳かれ具合や髪質によって、できるヘアスタイルは異なります。ケースバイケースなので、ご相談くださいね。
応急処置:ワックスを使ってまとまり感を出す
梳きすぎてバサバサになってしまう髪の応急処置方法としては、ワックスを使って髪にまとまりを出すのが有効です。
朝セットをするときにワックスをつけるだけでOKなので、自分で簡単にできる対処法となります。「梳かれすぎた髪をどうにかしたいけど、すぐには美容院に行けない」という方にはおすすめです。
そこで梳きすぎた髪が戻るまで、しっかりまとめることができるワックスを使いましょう。ただハードワックスのようにカチッと固めてしまうものは普段使いには向かないので、しなやかに仕上がるソフトタイプのワックスを使ってください。特にツヤが出るタイプの保湿系ワックスが理想です。髪をまとめながら、きれいに見せることができるからですね。
ちなみにワックスを使ってツヤとまとまりを出す方法は髪の長さを問いませんので、ロングヘアの方でもショートヘアの方でもOKです。
プリュムワックスは、髪に自然なツヤとまとまり感が出ると、多くの方にご好評いただいています。固めすぎないタイプのワックスなので、ショートヘアの方だけでなくロングヘアの方にもお使いいただけますよ。髪をまとめることができるので、梳きすぎてスカスカ&パサパサになった髪のスタイリングにもおすすめです。
↑このようにパサつく髪もしっかりとまとまります。
プリュムワックスはワセリン主成分のトリートメントワックス(成分はワセリン・ミツロウ・ホホバ種子油、・アルガニアスピノサ核油・酢酸トコフフェロールの5種類のみで保存料や人工香料などは不使用)なので、髪に負担をかけません。余計なものを入れずにシンプルに作っているため、スタイリングだけでなくヘアケアにも使用可能なんです。なので乾燥が気になるときは、お風呂上りに洗い流さないトリートメントとしても使ってみてくださいね。
単にワックスをつけるだけでOKなので、この方法はヘアセットがあまり得意ではない方も実践できますよ。簡単で時間も特にかかりませんので、ぜひやってみてください。
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美容院でのオーダーのコツ
最後に、今後梳かれすぎたり希望ではない髪型になってしまったりするのを避けるために、美容院でのオーダーのコツをお伝えします。
最低限覚えておいていただきたいオーダーのコツは「なりたい髪型の写真を見せる」「髪質の特徴や今までの髪型の失敗(梳かれすぎた等)を伝える」の2点です。
とはいえ、なりたい髪型が美容師さんにしかセットができないようなカットと髪型な場合は、失敗をしてしまう可能性があるためお客様自身が再現できて、そのなりたい雰囲気の髪型に寄せるようなデザインにすることをおすすめ!
美容院ではとにかく、施術前のカウンセリングがとても重要です。最初にお客様と美容師の間で「どのようなスタイルにするか」の共通認識ができていないと、希望とは違った髪型になってしまったりすることがあるからです。なので美容師と話をするのが苦手という方もいらっしゃいますが、しっかり希望を伝えることが大事です。また髪の悩みなどもあれば、話しておくと良いですね。
けど話が下手、恥ずかしいなどの問題で言いにくい場合は事前にメールでお悩みとご希望を美容師さんに伝えることをおすすめします。
それか、なりたいイメージの写真を持って行くのも重要です!言葉でヘアスタイルの特徴を伝えるのって、かなり難しいと思います。そのため写真があるとすごく良いです。なりたいイメージに近いヘアスタイルの写真を美容院に持って行くようにしましょう。
そして、セット方法について聞いておくことも大事です。髪型、髪質によっては、あまりセットしなくてもい感じになるスタイルもあれば、しっかりセットする必要があるスタイルもあります。
なのでもしスタイリングが苦手であれば「セットが楽で自分に似合う髪型にしてください」と最初に伝えておくと良いですね。
スタイリングが得意なのであれば、梳くようなカットをしてもパサパサになりにくいのですが、下手な人はまずはセット法を教えてもらうのと「自分でもやろう!」というやる気も重要です。
いろいろな髪型を挑戦したい方はセット必須のスタイルでも問題ないと思います。ただ、どんな感じでセットすれば決まるのかを必ず担当の美容師さんに教えてもらってください。
まとめ
今回は、髪を梳かれすぎてしまったときの対処方法について解説させていただきました。
最後に箇条書きで内容をまとめておきますので、復習として目を通していただければ幸いです。
- ミディアム~ロングの場合は毛先を数センチカットしてしまうのが確実でおすすめ
- ボブ~ショートの場合は梳きすぎによるパサつきやハネが目立ちにくいデザインにしよう
- 保湿できるワックスをつけてスカスカになった髪にまとまり感を出すのも応急処置としておすすめ
- 髪型を失敗しないためには美容院でのオーダー方法も大事
今回はこれで以上です。少しでも、梳かれすぎて悩んでいる方の参考になれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!