『湿気に負けない髪の作り方』湿気に弱い髪の特徴、原因と対策について

今回は『湿気に負けない髪の作り方』として、湿気に弱い髪の特徴と原因、対策について解説していきます。

雨の日や台風、梅雨の季節など、湿度が高くてジメジメしている日って、どうしても髪型が乱れやすくなりますよね。

「湿気が多いと髪がボワっと爆発したように広がる」とか、「うねりやチリチリが目立つのが本当にイヤ!」といったお悩みを抱えている方も多いはず。

この記事をお読みいただいた貴女に、少しでもお役に立てることができれば嬉しいです!それでは、早速みていきましょう。

 

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湿気に弱い髪とは?その特徴と原因について

湿気に弱い髪としてあげられるのは、以下のような特徴でしょう。

くせ毛、毛量が多い、髪が細い、ダメージ毛

 

では、どうして湿気に負けてしまうのか?なぜ湿気で髪がまとまらなくなるのか?

その原因について、詳しく解説していきますね。

【湿気に弱い原因1】髪のダメージ・乾燥

湿気に弱い原因として1つ目にあげられるのが、髪のダメージです。

パーマやカラーなど、薬剤を使用した施術を繰り返したことで髪が傷むこともありますし、紫外線や間違ったホームケア、コテ、ストレートアイロンの使い過ぎによってダメージを受けてしまい髪が弱くなってしまいます。

髪が傷んでいるというのは、本来なら髪の表面を守っているはずのキューティクルが剥がれ、髪内部の水分や栄養が抜けて「乾燥」してしまっている状態です。

すると、外部からの刺激にも湿気にも弱くなり、空気中の水分を髪の毛が過剰に吸いこんでしまう現象が起こります。

もともと髪の水分量は、一般的に10~16%程度だといわれています。

しかし、髪が傷んで水分量が減少している状態だと「もっと水分を吸収しなくちゃ!」と、あっという間に30%ほどの水分量まで膨れあがってしまうことも珍しくありません。だから傷んでいる髪の毛って乾かすのにも時間がかかってしまうんですね。

膨張した髪の毛は、非常に不安定な状態になるので、髪が広がったり、ボワボワまとまりにくくなったりするというわけです。

【湿気に弱い原因2】くせ毛などの髪質や毛量

湿気に弱い髪の特徴として、くせ毛などの髪質毛量が大きく関わっています。

こちらのお客様は、チリチリとしたくせ毛が原因で全体的に広がりやすくなっていました。

Afterでは、ご来店直後の髪にワックスを付けて抑えただけ。

このような髪質で悩んでいらっしゃる方って多いと思います。

ちょっとだけ難しい話になってしまいますが、髪の毛って、実はさまざまな「結合」で構成されているんですよ。

具体的には以下の4つの結合があるといわれています。

  1. 水素結合
  2. イオン結合
  3. シスチン結合
  4. ペプチド結合

水素結合は、濡れると緩み、乾くと締まることが特徴的です。

また、イオン結合というのは、髪のphによるもの。髪の毛はもともと弱酸性ですが、プールや海水で髪がパサパサになるのはこのイオン結合が大きく関わっています。

3つ目のシスチン結合と、4つ目のペプチド結合については、今回のテーマとはあまり関係がないので、また別の機会にお話しますね!

湿気によって髪が広がったり、ボワボワ・チリチリしてしまうのは、1つ目の『水素結合』の仕業。


髪が、空気中の水分を吸うことによって、シャンプー後に「自然乾燥」したときのような髪の状態になってしまうんです!

すると、もともとくせ毛がある方の場合には、うねりやクセが強く出てしまうというわけです。

もっと簡単に言えば・・・

濡れるとくせ毛やうねりが強く出ますよね?っていう話です。

また。

毛量が多い方の場合には、湿気によって髪が膨張し、髪の形自体がいびつになることで「いつもより広がる」「まとまりが悪くなる」と感じることが多い傾向があります。

【対策】湿気に負けない髪の作り方を髪質別に解説します!

大前提カットが重要です!どんな優れた製品(ヘアケア剤)を使用してもカットによってスカスカ、バサバサになっていては綺麗にできるはずなのに艶のない可愛そうな後ろ姿になってしまいますよ。

↑こちらはカットとカラーだけです。使用したヘアケア製品は僕が開発をしたシャンプーとトリートメント、乾かす前にヘアオイル、そして仕上げにワックスを使用しています。

美容院でしかできない高額なトリートメントをしなくても、綺麗な髪にすることはできます!でも正しいヘアケア製品を使用するだけではなく正しいカットにすることが重要なんですね。

 

では、湿気に負けない髪の作り方を『髪質別』に解説していきたいと思いますが、まずひとつだけお話させてください。

湿気に弱い髪は、空気中の水分が髪に侵入することで「うねり」や「広がり」などの悩みが生じるんでしたよね?

そのため、湿気に負けない髪を作るには、水分をシャットアウトしてくれるワックスなどを使用することが大事!

髪の水分を閉じ込めたうえで、「外部の厄介な湿気からも髪を守ってくれる成分」で作られたスタイリング剤がおすすめですね。

使いやすいのが『プリュムワックス』なんです。

このワックスは、水をはじく作用がある「ワセリン」を主成分として、ミツロウ、ホホバオイル、アルガンオイル、トコフェロール(ビタミンE)だけで作っているため、湿気に負けない髪型をつくるには最適な配合となっています。

まとまりにくい「くせ毛」のために、こだわって成分配合を考えたワックスなので「湿気に弱い」という方にこそ使っていただきたいです。

では、このプリュムワックスを使った髪型、スタイリング方法、カットについて、それぞれの髪質別にご紹介していきましょう!

くせ毛がある方

まずは、くせ毛がある方の湿気対策からお伝えしますね。

先ほども登場して頂いた、こちらの女性をご覧ください。

こちらは、ご来店直後なのですが、かなり髪が広がってしまっていますよね?

「湿気が多い雨の日や、梅雨時は本当に大変なんです」とお話されていました。

そこで、まとまりやすい髪型にするべく、バランスとクセの様子をしっかりと見極めてカット!

すると・・・

このように、おしゃれなヘアスタイルになることができました!

 

仕上げには、プリュムワックスを少量馴染ませて整えています。プリュムワックスは、髪にツヤ感も与えてくれるので「チリチリする髪質」や「パサついて見えるくせ毛」にもオススメですよ。

傷んだ髪の毛・ダメージ毛の方

傷んだ髪の毛やダメージを受けている髪の場合、「美容院でサロントリートメントをしよう」と考える方も多いかもしれません。

しかし、髪は死滅細胞なので一度傷んでしまうと、トリートメントをしたところで元には戻りません。

そのため、ワックスかヘアオイルで毎日しっかりとホームケアをしてあげることが大事です。

こちらは、プリュムヘアオイルを付けただけ!

ここまでツヤのある髪に見せることができるのです。

傷んだ髪は、キューティクルが破壊されている状態だとお話しましたよね?

だからこそ、ワックスやヘアオイルで「シャンプーで落ちてくれる疑似コーティング」してあげることが、湿気に負けない髪を作る秘訣となります。

毛量が多い・剛毛の方

こちらのお客様は、多毛でくせ毛の50代女性です。

「広がる髪をなんとかしたい!」と僕のところに来てくださいました。

このようにロングからバッサリとショートにすることで、湿気に負けない髪型を手に入れることもできます!

髪型を変えたことによって、とっても若々しい印象にもなりましたよね?

ご来店直後の髪型と比較すると、ご本人も「別人みたいですね!」とビックリするくらい変わりました。

もちろん、適当に乾かしてプリュムワックスで仕上げるだけなので、翌朝からも自分で再現することができますよ。

さらに。

下でご紹介するお客様は、毛量が多く、髪が硬い(剛毛)でまとまりにくく、くせ毛のせいで湿気にも弱いということでした。

ショートボブにカットをして、適当に乾かしただけ。

雨の日や梅雨時など、湿気が多い日でもプリュムワックスを少量だけ付けてスタイリングすれば、朝から夕方まで「まとまる髪型」をキープすることができますよ!

髪が長い・ロングヘアの方

ロングヘアのように髪が長い女性の場合は、髪の広がりを抑える準備段階として「ブラッシング」をすることが大事!

ブラッシングを丁寧に行うことによって、髪の水分が均一になるため広がりにくくなります。

朝起きた後や髪を洗った後、ブラッシングをせずにドライヤーやヘアアイロンをかける女性は注意が必要。

髪が絡まったまま乾かしたり、ヘアアイロンやコテを使ってしまうと、切れ毛や枝毛の原因になってしまいます。

また。

ヘアオイルを馴染ませてから乾かすのもオススメしています。

このように、湿気でまとまりが悪くなってしまう髪でも、サラサラの手触りにすることが可能!

こちらで使用しているヘアオイルは、「プリュムヘアオイル」です。

こちらの動画でも詳しく実践解説しているので、ぜひご覧になってくださいね!

また、毛先のパサパサや広がりを抑えたい場合には、プリュムワックスを付けるのも効果的です。

縮毛矯正は安易にかけるべきではない!?最終手段として選択しよう!

湿気に弱い髪の広がりや、ボワボワ感を抑えるために「縮毛矯正」を選ぶ方も多いかもしれません。

しかし、縮毛矯正は最終手段として考えるようにしましょう。

その理由は、一度縮毛矯正をかけてしまうと、永遠にかけ続けなければ髪型がキープできなくなってしまうこと。

本当は「縮毛矯正をやめたい」と思っているけれど、なかなかタイミングが掴めないまま、ズルズルと矯正をかけ続けてしまっている女性も少なくありません。

そして、何よりコワイのは髪のダメージ!

強い薬剤と施術によって、髪の毛がどんどんダメージを受けてボロボロ、チリチリになってしまうリスクを伴います。

このような状態になると、髪の水分量が著しく低下して、さらに湿気に弱い髪になってしまうんですよね・・・。

縮毛矯正は、髪全体にかける方法が良く知られていますが、実はさまざまな「かけ方」があるんですよ!

髪の悩みやクセの出方などによって、前髪だけとか襟足だけ・・・なんて方法も可能。

湿気に弱い髪で、雨の日や湿度が高い日に「髪がまとまらない」「広がってどうしようもなくなる」という方も、まずはカットやホームケアによる対策を行っていくことを僕はオススメします。

 

プリュムヘアオイル 120mL

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まとめ

今回は、『湿気に負けない髪の作り方』として、湿気に弱い髪の特徴、原因と対策について解説してきました。

湿気に弱い髪の特徴と原因は以下の通り。

  • 髪のダメージや乾燥によるもの
  • くせ毛や毛量などの髪質

対策としては、空気中の水分から髪を守るために、「ワセリンベースのワックス」で保湿をしてあげることが大事。

また、美容院でのカット方法によっても「髪が広がりやすくなる」「まとまりやすくなる」など、かなり変わってきます。

くせ毛など、湿気によってボワボワしてしまう髪質だと、手っ取り早く縮毛矯正で解決したくなってしまうかもしれませんが、矯正は最終手段として慎重に検討するべきだと思います。

ご紹介した対策を実践していただければ、湿気が多い日でも髪型を楽しめるようになるはず!ぜひ、取り入れてみてくださいね。

それでは、今回も最後までお読みいただきありがとうございました!