美容師解説!ボブでもおばさんぽくならないために、注意すべきこととは

ヘアサロンでボブにしたら失敗した!」という経験はないでしょうか?大人女性がボブに挑戦した結果、おばさんっぽくなってしまい後悔をしてしまっている人をよく見ます。

そこで今回の記事ではおばさんボブになってしまう原因からおすすめのボブスタイルまでご紹介します!

 

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おばさんぽくなってしまう原因とは?

まずは大切なことからご紹介を致します。どんなに素晴らしい髪型を作ってもらっても自宅でのお手当が貴女の髪質に合っていないと、台無しでございます。具体的には髪の毛の艶を出していただかなくてはいけません。

1.髪に艶、清潔感がない

髪の毛の艶(潤い)がないと疲れた印象になってしまうため毎日のホームケアにはより注意をしていただきたいです。

もちろんボブに限らず、髪に清潔感がないと一気に老けておばさんっぽく見えてしまいます。

くせ毛や加齢によって、髪はパサついて広がります。もともとくせ毛特有のパサつきがある人は、年齢が進むとさらにパサつきが気になってきます。

ゴワゴワと広がった髪や、ツヤがなくバサバサの髪はショートでもボブでもおばさんっぽく見えてしまうんです。

髪の広がりが気になる人ほど、ボブにすると清潔感が出てきます。大人女性にロングヘアが似合わないとまでは言いませんが、ボブやショートにすることで清潔感が出て、ステキになる人が多いんですよ。

そのような理由から美容室ではサロンでしかトリートメントをするのではなく毎日お家で綺麗になっていただくように、ホームケアをおすすめをしております。

▽実例BEFORE→AFTER

髪の毛が乾燥してしまっているとツヤが出ないので、アウトバストリートメント(スタイリング剤)は必須です。

くせ毛でも乾かし方等を改善することで艶のあるパーマ風ヘアスタイルにすることが可能です。

使用したヘアケア製品は以下で詳細をご確認いただけます。(宣伝ではなく心からオススメをしております)

▼プリュムワックスの使い方と使用感

 

2.髪型のシルエットがおばさんっぽい

毛先が重めでシルエットが四角いとおばさんっぽくなるため適度にレイヤーを入れなくてはいけません。とはいえあまりに鋭角な前下がりボブにしてしまうと時代遅れの髪型となってしまうから注意しましょうね。

トップにボリュームがなくペタっとしたボブは、おばさんっぽい印象になります。40代以降になると女性も髪のボリュームが減ってきて、若いころと同じ髪型にしてもシルエットが変わってきます。

猫っ毛の人や髪のボリュームが少ない人は、トップにボリュームが出ません。そのため、美容師が美しいシルエットになるようカットする必要があります。

アンチエイジングも大事

おばさんっぽく見えてしまう原因は、髪だけではありません。40代を過ぎると、お肌のシワシミがさらに深刻になってきます。

髪型だけではなく、美容面の手入れも大事。年齢を感じさせるお肌では、若々しい髪型にしても最大限の効果が発揮できません。高額な化粧水や美容液を使用している人がいますが、僕はクリニックで治療されることをおすすめしています。

シミやシワは化粧品で無くすことはできません。あくまで予防するだけです。

おばさんボブを避けるために注意したいこと

重ためボブは避ける

無難と思われている重ためボブですが、実は失敗したという女性も多くいます。

くせ毛の女性は髪がうねるので、重ために切ることでくせ毛のうねりやはねを抑えようとします。プロである美容師に、「くせ毛だから重ためがいい」といわれた人もいるでしょう。

しかし、重ためのボブにしたからといってくせ毛を抑えるのには限界があります。髪が広がっておばさんっぽい印象になってしまいますし、頭全体を大きく見せてしまうんです。

だからといって、縮毛矯正で無理やりストレートにするのは避けてくださいね。

くせ毛の人がボブにする場合は重ためにせず、あえて動きのあるボブにするのが正解。毛先を梳いたりレイヤーを入れたりして、その人本来が持っているくせ毛を活かしたカットにします。

 

後ろ姿が重いと姿勢も悪く見えてしまうため、お客様の要望に合わせて襟足をタイトにしひし形のシルエットにさせていただきます。

仕上げはブラシやアイロン等も使用せずに乾かしただけですから毎日のセットも非常に簡単ですね。

髪色は品のある雰囲気にする

40代以上の場合、髪色は少し暗めにするのがおすすめです。明るすぎる髪色は痛い印象になりかねませんし、髪が傷んで見えてしまいます。

大人女性が美しくなるには、品のある雰囲気も大事と考えます。また、髪色を暗くするとツヤも出るので、清潔感アップにつながるんです。

ちなみにおばさんっぽい印象を避けるためには、アクセサリーなど小物を取り入れるのも大事です。雑誌で同じ年代のモデルさんを参考にして工夫してみましょう。

髪の傷みやパサつきはケアする

パーマや縮毛矯正・くせ毛の特性などでパサついた髪は、きちんとケアする必要があります。パーマやカラーは髪の傷みによるチリつきやパサつきの原因になるので、やりすぎには注意してくださいね。

「髪にツヤが出るから」という理由で縮毛矯正するのはおすすめしません。施術直後はツヤがあるように見えますが、ハイダメージな縮毛矯正は髪を大きく傷めます。

縮毛矯正は一度やってしまうと継続する人が多く、回数を重ねるごとにパサつきが気になってきます。

・サロントリートメントはしないようにしている

「くせ毛だからトリートメントしないと」と思っている女性もいますが、1回に数千円かけてサロントリートメントしても、生まれ持った本来のくせ毛は改善しません。

ですからお客様にはサロントリートメントしませんかとは言いません。

サロントリートメントにコストをかけるくらいなら、ホームケアで毎日ケアしたほうがずっと髪にいいです。

ホームケアにはシャンプーやトリートメントなどがありますが、まず始めるならヘアオイルが効果を実感しやすいです。

ドライヤーの前後にも使えますし、簡単にツヤ感がアップするので毎回の美容院でトリートメントをしているのに効果がないとお気付きの方にはおすすめですよ。

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縮毛矯正は不要!動きのある髪型で軽さを出す

くせ毛をまっすぐにしようと縮毛矯正をかける人がいますが、はっきり言ってそんな必要はありません

むしろ縮毛矯正では髪の自然なうねりもなくなってしまうので、ボブにすると不自然なシルエットになります。毛先がなじまず、毛先を梳いても解決はしません。

くせのある髪なら、くせを活かしたヘアスタイルにすればいいんです。

↑50代後半の女性でくせ毛。乾かしてプリュムワックスでくせ毛を綺麗に見せました。

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前髪を作るのもおすすめ

今まで前髪を作ってこなかった人は違和感があるかもしれませんが、40代や50代の女性は前髪を作ると素敵になる女性が多いです。

前髪があると、年齢が出やすいおでこや眉間のシワが見えにくくなります。前髪はぱっつんにせず少しすき間を開けるのがポイント。優しさや柔らかい印象になりますよ。

ファッション的にもできるスタイルの幅が広がるので、おばさん感が出ず若見えします。

大人女性におすすめのボブスタイル

トップにボリュームを持たせたシルエットで脱おばさんボブ


↑画像の女性は毛量が多く、くせ毛特有のチリつきもあります。パーマやカラーなど髪を傷めていなくてもパサつきに悩まれていました。

この方の場合、セットを楽にすることを目的にショートボブをおすすめ。afterではトップのボリュームを持たせたシルエットにすることで、若々しさが生まれています。afterのほうが、頭自体も小さく見えているのがわかるでしょうか?

僕の場合は全身のバランスを見てその人に合った髪型を提案します。頬骨や骨格をカバーするために顔に落ちる髪も作ったので、若見え効果もアップしています。

こんな風にトップにボリュームを出して毛量を軽くするだけで、一気におばさんっぽさがなくなりますよ。

毛先を軽くしたボブで垢抜ける

↑画像の女性はもとからボブでしたが、くせ毛のせいで広がった頭全体が大きく見えていました。afterでは毛先を軽くしてシルエットにくびれを作ったことで、おばさんっぽさがないボブに生まれ変わりました。

くせ毛の人が工夫のないボブにすると、広がった髪をセットするのが大変で再現性がありません。だから僕は、くせを活かしたボブを提案するようにしています。

あと、丸顔の人もボブに一工夫必要です。レイヤーを入れてシルエットがひし形に見えるようデザインする必要があります。

前下がりボブは丸顔やしもぶくれの女性におすすめ

↑画像の女性も元々ボブでしたが、afterのほうが頭が小さく見えています。

顔周りの髪を長めの残した前下がりボブは、ショートにしなくても雰囲気が若々しくなります。前下がりボブは丸顔やしもぶくれの女性におすすめですし、上手く作ればリフトアップ効果まで期待できます。

まとめ

40代からボブにする場合、重ためのボブはやめて毛先を適度に梳いたシルエットがおすすめです。同じボブでも少し切り方を変えるだけで雰囲気が変わりますし、おばさん感もなくなります。

失敗しやすいのは、くせ毛だからといって重ためのボブにされてしまうこと。オーダーする時にしっかり希望を伝えて、イメージに一番近い画像を見せるようにしましょう。

若見え効果があるのは、ロングよりもボブやショートです。くせ毛を活かしたボブなら、セットも楽になりますよ。

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